主要な屋根のリフォーム方法といえば、「葺き替え」「カバー工法」「塗装工事」の3種類です。屋根材の種類により作業が異なることもありますが、それぞれの屋根のリフォーム工事の流れについて解説していきます。
屋根の葺き替え工事
屋根の交換工事のうち、新しい屋根材に全交換するリフォーム方法が屋根の葺き替え工事です。
最初に既存の瓦やスレートなどの屋根材の撤去作業を行います。屋根材を撤去したら、下地の状況により補修工事を行うことがあります。
その後、新しい野地板の設置、防水シート(アスファルトルーフィング)の設置を行います。最後に新しい屋根材を設置していきます。
既存の屋根材よりも機能性が高く軽量の屋根材を選ぶことがほとんどです。瓦から瓦、瓦からスレートやガルバリウム鋼板への葺き替え工事など、葺き替え工事では新しい屋根材の選択の幅が広がります。
屋根のカバー工法
カバー工法は、屋根の重ね葺きとも呼ばれます。二重に屋根を設置することになりますので、既存屋根材や新しい屋根材は、できる限り軽量の組み合わせが選ばれています。既存屋根が瓦の場合は、重量の問題からカバー工法よりも葺き替え工事が行われます。
既存屋根がスレートの場合は、石綿(アスベスト)を含む屋根材もありますので、撤去処分に関する費用が上がり、専門家による撤去作業が必要です。
カバー工法の流れ
最初に屋根の上にある棟や板を丁寧に撤去していきます。
カバー工法は、既存屋根材の上に新しい屋根材を設置しますので、屋根の劣化状況が比較的良好の場合に実施しています。既存屋根の上から防水シートを設置していきます。
新しい屋根材には、軽量の金属屋根がよく選ばれています。
金属屋根を例にすれば、最初に谷棟や隅棟を取り付けていきます。
棟の重なり部分は、手作業で屋根材を加工して取り付けていきます。
その後、平の部分を取り付けていきます。
金属屋根ですので、その都度加工しながら丁寧に設置していきます。
屋根の塗装工事
陶器製の瓦屋根を除き、最初に塗装を施した屋根材は、塗膜の保護性能が失われる前に塗装メンテナンスが必要となります。
最初に足場の設置や養生を行った後、屋根の下から上へと順番に屋根表面の高圧洗浄を行います。カビや苔、頑固な汚れなどをしっかりと洗い落とします。
塗装作業は、3度塗りが基本です。特に最初に行う下塗りは、中塗り・上塗り塗料の密着性を高めるために丁寧に行われます。
次の塗装工程の前に、屋根材の隙間に塗料が入らないようにタスペーサーが使われることがあります。その後、同じ塗料を使って、塗料の中塗り、上塗り作業が順番に行われます。
塗装作業では、メーカーが定めた乾燥時間を十分に確保した後、次の工程に移ります。
塗膜の厚みもメーカーが推奨する規定量になるように、現場で塗装職人が調整しています。
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