お住まいの瓦に関しての豊富な知識がある人は少なく、本当に興味のある方は少ないでしょう。しかし、屋根の工事を依頼する場合は、多少の知識がないと、瓦選びや工事の見積り時にも業者の話が理解できないことがあります。
瓦にも「軽量瓦」が存在し、重い瓦屋根の欠点を補った製品が登場していることに注目してみましょう。
軽量瓦と普通の瓦の違い
軽量瓦は、普通の陶器製の瓦と異なり、圧倒的に重量が軽い瓦のことです。
屋根の重量が重いと、重心が高くなり耐震性が低くなることがわかっています。軽量瓦といっても、粘土が素材ではなく、スレートやセメントなどが素材となっていることがあり、素材をよく検討しないで選ぶと、瓦よりも耐久性が劣るものもあり後悔することがあります。また、瓦のデザインを真似た樹脂繊維セメント複合材も存在します。
軽量瓦では、セラミック製、立体構造による強度を強化した軽量瓦、いぶし瓦、中空陶板製の瓦などが、耐久性と重量のバランスがよく、陶器瓦と変わらない価格ですのでおすすめできます。
新しい設計の軽量瓦
さまざまなメーカーから軽量瓦が発売されています。ここでは一例として、「ウェーブライト」のクレストⅢと呼ばれる瓦を取り上げます。ウェーブライトは、従来の日本瓦に比べると25%も軽量化された瓦です。三州瓦と呼ばれる高品質な瓦を使用しているので、瓦としての品質は、これまでの瓦と全く同じだと考えても構わないでしょう。
ウェーブライトは、軽量設計でありながらも、防災機能がついており、緩勾配にも対応しています。同じ日本瓦でも防災瓦の「ライトJ2.2」と呼ばれる新設計の日本瓦も存在します。この日本瓦は、瓦を階段構造にし、超軽量の防災瓦として、ウェーブライトと変わらない重量で販売されています。他にも軽量ハイブリッド瓦の「ルーガ」も新素材の軽量瓦として有名です。
軽量瓦での施工価格の目安
軽量瓦で有名なROOGA「ルーガ」ケイミュー製の場合、1平米あたり9000円~です。ルーガは、軽量スレートの一種です。化粧スレートやカラーベストに分類されることもあります。その他の軽量瓦についての最新情報は、随時更新されるため、正確な生産や販売の状況に関しては直接メーカーにお問い合わせください。
ウェーブライトクレストⅢ、製造元株式会社岩福セラミックス
モニエース、製造元エビス瓦工業株式会社
セラマウント、製造元三州野安株式会社
サンレイ、製造元株式会社鶴弥
防災瓦ライトJ2.2、製造元井野瓦工業株式会社
軽量防災瓦、販売元株式会社神清(SKJグループ)
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