住まいにおいて、雨樋(あまどい)の役割は大変重要なものです。屋根に溜まった雨水をスムーズに地上へ排水し、外壁からの雨漏りや建物の基礎部分の腐食を防ぎます。雨樋も自然災害による破損や経年劣化の恐れがあります。そこで交換修理が必要な場合の単価の目安をお伝えします。
雨樋の交換修理って本当に必要?
雨樋の交換修理で最初に考える重要なポイントとは、修理すべきか、雨樋の部材を交換すべきかの判断です。
築20年以上たっても一度も交換していなければ、経年劣化により雨樋を交換する時期に来ています。
また、雨樋の破損や変形、部材の故障、雨樋の詰まりなどは、雨漏りの発生などの不具合が見られたときに検討すべき交換修理となります。雨樋の不具合は、築年数に関係なく発生することがあります。
雨が降ったときの雨水の流れ、地面の状態などを見て、不自然な状態であったり、水たまりが増えたりしていたら、雨樋に何らかの異常が発生していることがあります。
そのような場合は、雨樋リフォームのタイミングがきている可能性もあり、信頼できる専門業者に点検を依頼してください。
さまざまな雨樋の形状とタイプ
一口に雨樋の交換修理といっても、雨樋にはいろいろな形状や材質が存在します。形状からみると3つに分かれており、半円型、角型、特殊型になります。
半円型
昔からある古い家屋によく使用されてきた形状です。価格が安いので普及しました。シンプルな形状ですが、ゲリラ豪雨で大量の雨水が流れると処理しきれない場合があります。
角型
半円型に代わって近年増えているのが、角型の雨樋です。強度が強く、大量の雨にも耐えられる設計です。
特殊型
寒冷地や雪の多い地域では、特殊型の雨樋が使用されています。積雪に強い特殊構造の雨樋です。最近では、金属素材のガルバリウム鋼板を使用した軽量で強度のある雨樋が普及しつつあります。
雨樋交換修理費用の単価と費用の目安
部分交換修理の場合
雨樋の破損パーツを丸ごと交換する修理方法です。
雨樋のパーツ価格は、1か所あたり3~5千円です。
その他、廃材処分費用約1万円、取付工事費用が1か所あたり3~4千円です。
工事費用の目安価格は、7~10万円程度です。
雨樋全体の交換費用
雨樋全体を交換する場合は、大掛かりな工事となり、足場設置が必要となります。
雨樋全体の交換費用は、約20万円ほどです。
足場設置費用が約10万円、廃材処分費用で約3万円、雨樋取付費用が約2万円です。
1階部分の雨樋交換工事なら、足場設置が不要になることもあります。
全体の工事費用の目安は、30~40万円程度になるでしょう。
その他のパーツ交換費
最後に、その他のパーツの交換費用
- 雨樋金具の交換費用が1か所あたり約3万円
- 継手交換費用が1か所あたり約5千円~2万円
- 集水器の交換費用が1か所あたり約8千円~1万円
- 雨樋の詰まり清掃作業が1か所あたり5千円~2万円
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