HOME » 屋根修理・雨漏り » 雨漏り修理と外壁塗装は別物です!

屋根塗装や外壁塗装の訪問業者の中で、「塗装をすれば雨漏りも直る」とか「雨漏り修理には塗装が一番」という担当者がいますが、実際には何の根拠もありません。こうした塗装業者の営業マンは、塗装以外の知識には詳しくない場合もありますので、少し疑いを持って話を聞くようにしましょう。

外壁塗装の本当の目的とは?

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外壁塗装の本当の目的は、外壁材の表面を保護することです。空気中には、チリや埃がたくさん舞っています。自動車や工場から出た煤煙には有害物質が含まれており、チリや埃と共に、煤煙なども外壁に付着し、毎日の汚れが積み重なっていきます。

見た目の汚れだけではありません。砂埃や土埃は、外壁材表面を傷つけます。有害物質は、塗膜や外壁材を化学変化させる要因にもなっており、塗料の塗膜や外壁材の経年劣化を早めてしまいます。塗装の塗膜には、防水性能を高める働きがありますが、雨漏りを防いだり、建物全体を保護するものではありません。

建材のつなぎ目には塗装の効果が及ばない

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建物は、複数の建材を組み合わせて建てられています。建材同士の取り合い(接合部や継ぎ目のこと)部分は、どうしても雨水が浸入できるわずかな隙間ができてしまいます。経年劣化により、この取り合い部分が雨漏りの主要な原因となってしまいます。

複雑な形状の建物は、丁寧に建てられていても、継ぎ目部分の劣化や隙間の拡大などにより、雨水の浸入経路になりやすいといえます。このような理由から、外壁塗装をすれば、雨漏りの修理ができるとは限らないことがわかります。

雨漏り時には応急処置が一番

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雨漏りは、屋根以外にも、外壁が原因になっていることがあります。外壁を守るものは塗装や壁材以外にもあり、どちらかといえば、内部の防水紙や防水シートの働きのほうが重要です。塗装だけでは雨水から建物内部を守ることができないからです。

また、建物表面の下に施された「雨仕舞」が壊れてしまっている場合は、雨漏りの程度がひどくなり、外壁塗装では直すことができません。しかし、外壁塗装は、コーキング剤の打ち増しや打ち替え、外壁にできたひび割れ修理を同時に行いますので、雨漏り予防策になることがあります。

自分でできる雨漏り応急処置は、防水テープやブルーシート、コーキングを使った簡単な修理方法でOKです。お近くのホームセンターなどでも資材や道具はすぐにそろいます。

しかし、雨漏りの根本的な原因がわかるのは、プロの雨漏り修理業者だけです。雨漏り発生時は、まず自分でできる応急処置を行い、雨漏り修理の経験豊富な信頼できる修理業者に点検と修理を依頼しましょう。

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