建物に屋上や屋根のないバルコニーがあれば、防水工事が必要です。
最初に防水が施されているのは当たり前ですが、定期的にメンテナンスが必要で、最も雨漏りの原因となる箇所です。
ここでは、防水工事の種類と費用の目安についてお伝えします。
建物の寿命に影響する防水工事の種類
屋上はビルやマンションによく見られていましたが、一般住宅にも採用されており、雨水の浸入しやすい箇所です。
定期的なメンテナンスが必要で、雨漏りを防ぐことができれば、建物の寿命も延びます。
防水工事の種類
防水工事を4つの種類に分けると、「ウレタン防水」「シート防水」「FRP防水」「アスファルト防水」に分けられます。
一般的に多くの屋根で行われるのが、ウレタン防水やFRP防水です。
軽量で耐久性、耐水性があるのは、FRP防水です。
最も安価な防水工事はシート防水です。
アスファルト防水は、高価ですが、防水層も厚く、耐用年数も20年近くありますので、長期的に防水効果を期待する方には最適です。
一般的な防水工事による耐用年数は、10年程度です。
10年が経過したら、点検や再度防水工事を行うことをおすすめします。
屋根の防水工事の費用の目安
防水工事の施工費用は、20万円~40万円が相場だと言われています。
防水施工を実施する面積にも影響されます。
先ほどの防水工法によって、平米当たりの単価を記載すると
ウレタン防水 | 4500円~7500円 |
シート防水 | 4000円~7000円 |
FRP防水 | 5000円~7500円 |
アスファルト防水 | 5500円~8500円 |
といったところが目安になります。
単価には幅があり、防水塗料のメーカーや面積によって異なります。
一般的な広さ(50平米)で、見積もりを取ってみて、20万円~30万円程度の料金で済むようであれば、妥当な防水工事費用だと考えられます。
余裕があれば、耐用年数が長く、耐久性のあるアスファルト防水工事を実施してもいいでしょう。
価格も5万円~10万円ほどの差で、倍近くに耐用年数が延びるからです。
防水工事の費用はこうやって決まる!
防水工事の費用の決定要素を細かくみると、下地、防水工法、材料費、工事の準備費用などに分けられます。
他にも工事現場の状況により、見積もり額が変動しますので、相場よりも高すぎたり、安すぎたりする場合は、施工内容や単価を再度確認するなど、よく確認を行ったうえで、施工業者を選定してください。
下地は、長い間メンテナンスをしないで放置していた場合や経年劣化が激しい場合は、凹凸を取り除く必要があります。
雨水がうまく流れるように傾斜をつける下地調整も必要です。
防水の工法は、前項でご説明した4つの工法です。
メリットとデメリット、価格の目安を比較検討し、ベストな防水工法を選んでください。
材料費は、塗膜やシートの値段です。
厚すぎる塗膜ではなく、適切な厚みの塗膜になるよう使用する材料を決めてください。
工事の準備では、足場を組むとお値段が上がります。
工事に障害となるものを取り除いたり、養生したりする費用が含まれます。
防水保証でカバーできる部分
防水工事で押さえておくべき点は、アフターフォローとしての防水保証です。
メーカー側の防水効果の目安もありますが、一般的な防水保証期間は、10年となっています。
ところが、10年の防水保証をつけたとしても、免責事項があり、保証が適用されない場合もあり要注意です。
例えば、住宅の経年劣化や突風、台風、積雪などの自然災害による雨漏りです。
特に経年劣化は、通常の使用によってどの建物にも発生するものですので、保証対象となりません。
自然災害による雨漏りも防水保証ではカバーできません。
しかし、風災、雪災、ひょう災などの自然災害では、加入されている火災保険の補償対象になることがあります。
ところが、陸屋根住宅には、この火災保険の補償が対象外になることがあります。
こうしたいろいろなケースを検討し、防水工事プラス雨漏りなどのリスクに備えることが大切です。
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