屋上が陸屋根の場合は、特に防水に注意したほうがいいでしょう。
屋上防水には耐久年数があり、一定期間たてば、防水効果が薄れてきます。
タイミングよくメンテナンスを行うことで、雨漏りやトラブルも事前に防ぐことができます。
雨漏りが起こってからでは遅い屋上防水メンテナンス
建物に屋上やバルコニーがあれば、毎日強い日差し、風や雨、冬の時期には雪も降り積もります。
経過年数が長いほど、屋上にも傷みが生じます。
屋上やバルコニーは、何気なく歩いていますが、そこには防水層があり、きちんと防水施工が施されています。
傷みが激しいと雨漏りの直接の原因にもなります。
そのため、屋上の防水層は、雨漏りなどのトラブルが発生する前の適切な時期に補修や改修を実施しなければなりません。
たとえ、新築で建てた住宅やビルであっても、屋上防水に関しては、定期的なメンテナンスが必要です。
ところが、こうしたメンテナンスが必要だということを知らない、忘れてしまっている方が多く、雨漏りなどのトラブルが発生してから慌てて雨漏り修理や屋上のメンテナンスを実施する方が多いようです。
防水層の種類により耐用年数が違う!
屋上防水に関しての詳しい知識は、塗装業界の方のように詳しく知る必要はありません。
しかし、仕様や工法、使用する断熱材や保護材、屋上の使用頻度など、さまざまな要因により、標準の耐用年数よりも短くなることもあります。
実際の屋上の使用状況に応じて、メンテナンスのタイミングを見極める必要があります。
最も長い耐用年数の屋上防水は、アスファルト防水押えのコクリート仕上げです。
約17年以上あると言われていますが、メンテナンスの程度により、30年近くまでその寿命を延ばすことができます。
同じアスファルト防水でも露出砂付き仕上げであれば、約13年程度になります。
アスファルト防水は、高価ですが、防水層が厚く、耐用年数も長めです。
その次に耐用年数が長いのは、合成高分子系シート防水の約13年です。
比較的安価でありながら、高機能のシートによる防水です。
厚みが薄いので破損しやすいというデメリットがあります。
最も短い屋上防水は、ウレタン塗膜防水の約10年です。
改修工事も簡単で廃材が出ませんので、工期や費用も安く済ませることができます。
見てわかる屋上防水メンテナンスのタイミング
ビルやマンション、一般住宅にも屋上が増えていますが、屋上には屋根がなく、直接雨風が当たる箇所です。
予想以上に劣化が進むこともあり、定期的なメンテナンスは、標準の耐用年数を前に検討するべきです。
通常は、耐用年数前のタイミングで屋上防水のメンテナンスを行うことで、雨漏り被害を防ぐだけではなく、修理やメンテナンスの費用も抑えることができます。
素人には屋上防水の劣化具合がわかりませんので、必ず専門家に調査や点検を依頼して納得した上での屋上防水のメンテナンスを依頼すべきです。
見た目でわかるメンテナンスの目安は、藻や苔が生えてきたとき、塗膜の剥離が見られるとき、表面のひび割れ、防水層の浮き、ドレンが錆びて傷んでいるときなどです。
こうした症状を見かけたら、調査と点検を依頼するタイミングです。
屋上防水でよく行われる工事とは?
屋上防水では、最初の項で取り上げたように、いくつかの施工方法があります。
既存の屋上防水と同じにするか、グレードを上げるか、下げるか、など、そのときの予算や劣化状況に応じた防水施工を行う必要があります。
屋上防水では、ウレタン防水やFRP防水が一般的です。
コストを抑えたい場合は、シート防水施工が実施されます。
予算に余裕があり、多少コストをかけても、防水効果の寿命を延ばしたいと考えるのなら、アスファルト防水がおすすめです。
FRP防水で、耐用年数は8年~10年、アスファルト防水で、15年~20年の耐用年数が目安です。
ウレタンやシート防水の耐用年数は、10年~12年ほどです。
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