屋根工事業者、リフォーム業者は、詐欺や悪徳業者が多く、業界をよく知らない方はすぐに騙されてしまいます。詐欺に遭ったことすらわからない方も多いため、詐欺、悪徳業者が多いことや見分けるためのポイントをよく知り、高額の費用の請求や手抜き工事の被害に遭わないように注意しなければなりません。
本記事では、そんな悪徳業者の見分け方をお伝えします。
1.屋根や塗装の知識のない営業マン
営業専門会社の営業マンであれば、自社施工していないため、屋根や塗装の知識に乏しいことがあります。
社長や職人が自ら仕事をしている会社ほど、営業マンもその専門知識に詳しくなっています。
自社施工でなければ、必ず中間マージンが発生します。
分業がしっかりしている会社であれば問題ありませんが、実際に施工する職人との意思疎通ができなかったり、クレームの対応に遅れることもあります。
全く知識がないのであれば、悪徳業者の可能性が高くなります。
2.無料点検商法
悪徳業者に多い訪問営業のパターンです。
屋根工事を利用した悪徳な訪問販売が増加したため、訪問販売・訪問営業はお断りというところが多くなっています。
屋根の上を素人が点検して雨漏りや屋根トラブルの原因を見つけることは難しいため、つい無料の屋根点検を受け入れてしまいます。
嘘の点検作業や写真・映像による屋根の診断結果も信用できません。
屋根修理の契約欲しさにどんなことでもやってしまう業者も少なくないようです。
3.無料の火災保険詐欺
無料と言われると、つい話を聞いてしまいます。
訪問営業でも無料をアピールする手法が定番です。
特に火災保険を利用した屋根工事は、場合により無料にもなりますが、必ず無料で工事ができるわけではありません。
そして、屋根工事業者が、無料にできるわけではないことも知っておきましょう。
詐欺の手口に利用されることがあり、保険に関する正しい知識がなければ、業者の言葉を信じてしまうことがあります。
4.何度も修理を行わせる
プロの屋根修理業者であれば、必ず雨漏りや屋根トラブルの原因を特定できます。
必ず一回の修理でトラブルを解消できます。
多少の費用を支払ってでもプロに依頼する理由も屋根トラブルを一発で解決できる安心感があるからです。
悪徳業者の場合は、屋根修理を何度も行おうとします。
細かい屋根工事で料金を請求し結果的に高くつきますが、工事を依頼する度に一時的にトラブルが解消しており、逆に顧客の信頼を得ていることがあります。顧客が騙されていることに気づかない困ったパターンです。
また、雨漏りや屋根トラブルのきちんとした原因を捉えていない可能性もあり、腕のない屋根修理業者だといえるかもしれません。
5.一回では終わらないしつこい営業
一度訪問営業に来た営業マンが後日再びやってくることがあります。
これも不思議なことではありません。
一度断っても、何かと関係づくりをしたいがために何度も訪問してきます。
営業専門会社では、しつこい営業をしなければ、フルコミッション(完全成果報酬)の契約を結んでいるため、契約が取れないと一円の収入にもなりません。
何度もやってくる営業マンがいたら、営業マンが悪いというよりも、あなたが狙われていると考えたほうがいいかもしれません。
6.相見積もりを嫌がる屋根工事業者
相見積もりは、今では当たり前となっています。
3社以上を推奨している方も多く、業者自身も相見積もりを前提に見積書を作っています。
相見積もりを嫌がる業者は、何か内部で問題があったり、複雑な事情があったりします。
相見積もりをすると怒り出す業者もあります。
良心的な業者は、逆に相見積もりを推奨していますし、最後に当社での見積もりを依頼してもらっても、そこで見事に決定になることが多いということがわかっています。
屋根工事の優良業者は、順番が最初でも最後でも文句のない見積もりが出せる自信があるということです。
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