新築時、屋根の葺き替え時には、屋根の素材選びを行います。
価格が安い屋根がいいとは限りません。
初期費用が高くても長持ちする屋根の素材であれば、逆にトータルコストでは安くなることがあります。
屋根の素材の知識についてもしっかりと押さえておきましょう。
屋根の素材一覧
スレート屋根
屋根の素材は、一般的によく採用されている屋根素材です。
これ以外にもたくさんの種類の屋根素材がありますし、今後も新しい屋根材が開発されていきます。
スレート屋根の中でも、セメントと合成繊維を混ぜ合わせて厚さ4~5mmに成型して、表面を塗装した屋根材のことを「化粧スレート」と呼んでいます。
材料費が安く、軽くてカラーリングも豊富です。
寿命は20~25年ほどですが、10年で塗装のメンテナンスが必要です。
ガルバリウム鋼板
アルミニウム55.0%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%のアルミ亜鉛合金メッキ鋼板のことを「ガルバリウム鋼板」と呼びます。
アルミは耐食性が高く、亜鉛の犠牲防食機能により、トタンなどの金属屋根よりも錆びにくいという特徴があります。
ガルバリウム鋼板は、価格が安く、軽量でメンテナンスもほぼ不要で50年以上の寿命があると言われています。
セメント瓦
セメント瓦は、セメントと砂を混合し練ったものを加圧成形し、乾燥させて完成させた瓦です。
日本瓦とよく似た形をしていますが、セメントの洋瓦や北欧瓦などもあります。
強度は普通で、寿命は30~40年ほどですが、15~20年程度で塗装のメンテナンスが必要です。
金属屋根と比べると、重量が重い点がデメリットとなります。
日本瓦
日本の気候や風土にもマッチした瓦です。
昔からありますので、見慣れていますが、現在日本瓦を施工できる業者が少なくなってきています。
職人の確保の難しさもあってか、価格は最も高くなります。
日本瓦は強度が強く、寿命も50年以上あり、瓦そのものは、100年以上たっても使用できます。
重量が重いのがデメリットです。
和風のデザインしか選べません。
瓦よりも漆喰の劣化のほうが早く、定期的な漆喰補修メンテナンスが必要です。
胴板
あまり知られていませんが、銅板屋根は、古来より屋根材として使われてきた歴史と実績があります。
当時から、銅の特性が日本の風土や気候に適していることがわかっていたからです。
神社や仏閣には今でも銅板が屋根素材として使われています。
価格が高価なことから日本の一般住宅で施工されることは稀になっています。
メンテナンスが不要、重量も軽く、寿命は60年以上あります。
トタン
他にもトタンが屋根素材として知られていますが、錆びに弱く寿命が15~25年程度と短いため、新築や葺き替え時にもあまり使われなくなってきています。
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