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トタン屋根 雨漏り

トタン屋根は、金属屋根の一種で亜鉛メッキ鋼板を使用した屋根のことです。
ガルバリウム鋼板が登場する前、トタン屋根は軽量で耐震性にも優れ、低価格であることからよく採用されてきた屋根材です。
今、トタン屋根をご使用なら、雨漏り時の修理についてもよく知っておくべきでしょう。

1.トタン屋根は雨漏りしやすいのか?

トタン屋根は、過去において爆発的に普及した時期もあります。それだけメリットの多い屋根材です。
しかし、技術革新が進むと、トタンよりも、素材や性能のよい屋根材がたくさん登場します。
そのため、現在ではトタンを屋根に使用する事例は少なくなってきています。

トタンは、軽量で維持費も安く、葺き替え時の費用も低く抑えることができます。
金属屋根であることから錆びやすい点がデメリットです。

トタン屋根で雨漏りするケースとは、錆びが原因であることが多いようです。
錆びは想像以上のスピードで広がっていきます。
放置しているといつの間にか屋根に穴が開いてしまいます。
この穴が雨漏りの原因となります。

トタン屋根は錆びを防ぐために、5~6年ごとに再塗装を行います。
メンテナンスを行うことで、耐久年数を延ばすことができます。
錆びが広がり穴が開くと、修理では対応できないこともあり、葺き替えになると塗装よりも料金が高くなりますので、塗装メンテナンスはこまめに行う必要があるでしょう。

2.トタン屋根の雨漏り修理例

トタン屋根 雨漏り

トタン屋根は、錆びにより穴が開きます。
そこから簡単に雨水が浸入します。
トタン屋根で雨漏りがしだすと、すでに穴が開いている可能性が高く、屋内の木材が腐食すれば、その部材も交換する必要性が出るなど、修理費用が高額になりがちです。

防水テープやコーキング処理による修理は、応急処置に留めておきましょう。
雨漏りの修理点検を依頼した後に、錆びや穴あきが確認できたら、トタン屋根の葺き替え工事を行うべきです。

塗装による錆止めは必須です。
しかし、トタンは耐久年数が短く、10~15年が葺き替え時期の目安です。
塗装サイクルを5年程度に見積もり、錆びの予防に重点を置いた雨漏り対策が有効です。

3.トタン屋根の雨漏り修理費用と注意点

ブルーシートや防水テープ、コーキング補修などはあくまでも雨漏りを止める応急処置です。
雨漏りが再発したり、錆びがひどくなったりしますので、業者による雨漏り修理を依頼しましょう。
応急処置なら、業者でも数万円~20万円程度で済みます。

トタンの場合は、応急処置でも雨漏りが止まらなくなったら、カバー工法による重ね葺きや屋根の全面葺き替えが行われます。
カバー工法なら80~120万円、葺き替えなら60~200万円の費用を見込んでおくといいでしょう。

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