原因不明の雨漏りの発生は、屋上の防水が原因となっていることがあります。屋上防水にも耐久年数があり、メンテナンスをしなければ、いつかは雨漏りが発生します。屋上防水工事は、防水の寿命が来る前に必ず行う必要があります。
屋根の屋上・陸屋根の防水工事は雨漏り修理にもなる!
一般住宅の屋根に陸屋根や屋上を設置するケースが増えています。
これらはデザイン性が高く、屋上スペースを有効活用できるため人気があります。例えば、屋上を庭として利用したり、バーベキューを楽しんだり、家庭菜園を作ったりすることができます。
しかし、通常の傾斜屋根と異なり、陸屋根や屋上は水が溜まりやすく、雨漏りが発生しやすいという特性があります。そのため、防水性能が劣化する前に、定期的に防水工事を行うことが重要です。防水工事には、ウレタン防水やシート防水、アスファルト防水など、さまざまな方法があります。
また、屋根の表面がコンクリートであっても、ひび割れが発生するとその隙間から雨水が浸入し、建物内部にダメージを与えます。このため、屋上の形状やその状態に応じて、適切な防水施工方法を選ぶ必要があります。例えば、コンクリートのひび割れが多い場合は、シート防水が適していますし、屋上全体を一体化した防水膜で覆うウレタン防水も有効です。
さらに、既に雨漏りが発生している場合や、木材が腐食している箇所がある場合は、部分補修や部材の交換工事が必要です。具体的には、雨漏りの原因箇所を特定し、その部分を補修したり、腐食した木材を新しいものに交換したりします。
修繕工事は、専門の業者に依頼することで、適切に行うことができます。
屋上防水工事には適切なメンテナンス法がある!
代表的な屋上防水施工法についてご紹介します。
塗膜防水
液状の樹脂・合成ゴムなどの防水材料を塗り、化学反応で防水の膜を作る工法のことです。
防水性能の高い塗料を塗装することで防水効果が得られます。塗料なので、段差があっても、狭い場所でも施工できます。
代表的な防水施工法に、ウレタン防水工事やFRP防水工事があります。
ウレタン防水工事は、最も多い防水施工法です。耐久年数が短いですが、どんな場所にも使用でき、臭いや廃棄物もありません。FRP防水工事は、プラスチック塗料です。臭いが出ますが、軽量で耐久性や耐水性が高い防水施工法です。
アスファルト防水
液体状のアスファルトに合成繊維不織布を含浸・コーティングしたルーフィングシートを施工箇所に貼り重ねる工法のことです。
耐久年数が長く、低コストで、施工が簡単なことが特徴です。
アスファルト防水には、施工種類が3つあります。
- トーチ工法
トーチ工法は、特殊なアスファルトシートをバーナーで溶かしながら貼り付ける防水工法のことです。 - 常温工法
常温工法は、粘着剤でシートを貼り付けていきます。常温で材料を付着させる工法のことです。 - 熱工法
熱工法は合成繊維でできた布にアスファルトを浸み込ませたルーフィングを、何重かに重ねて貼り合わせることで防水層を形成する工法です。
シート防水
防水シートを貼り付ける工法です。
低コストで施工も簡単です。雨漏りのときの応急処置にも使用されています。
塩化ビニールシート防水工事は、鉄骨やRC造の建物で使用されることが多く、塩化ビニール樹脂シートを貼り付けていきます。ゴムシート防水工事は、合成ゴムシートをテープや接着剤に用いて貼ります。防水補修に使われています。シート防水は、施工費用が安く、施工もしやすくなっています。
手厚い保証がついた防水工事業者がおすすめ!
ご紹介してきたように、屋上防水工事にはいろいろな種類があります。
屋上の形状や劣化具合、予算などのさまざまな状況に応じて、採用すべき防水工事が異なります。防水工事を行う業者では、保証制度を設けている業者がほとんどです。5~10年の期限付きです。防水工事の保証のポイントは、「3社連盟保証」です。
3社とは、受注業者、施工業者、材料メーカーのこと。3社の保証年数がバラバラの場合は、最も短い保証年数が採用されることになります。また、実際の保証内容や免責事項はよく確認するようにしてください。
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