エコ意識の高まりから、太陽光発電装置を設置し、太陽光自家発電により、光熱費を節約するだけではなく、電力会社に電力を買い取ってもらうサービスも利用できるようになっています。
そして、太陽光パネル設置時の屋根の向きにより、発電効率にも差が生じることがわかっています。
太陽光発電に最適な屋根の向きは南向きです!
太陽光発電に最もよいとされる屋根の向きは、「南向き」です。
その理由は最も日当たりのよい方角が南向きだからです。真南は最も効率よく、最大量の発電を行います。北向きは約3割減です。南東や南西よりも真南がおすすめです。
ただ、南東や南西であれば、それほどデメリットを受けることはなく、真南と同じ程度の発電量を得ることができます。
太陽光パネルの面積を増やすと、発電量が増えます。真南に設置できなくても諦める必要はありません。
屋根形状は切妻屋根よりも片流れ屋根がおすすめ
南向きでも屋根の形状は、「片流れ屋根」がおすすめです。
片流れ屋根は、屋根が1面しかありません。日本の屋根に多い形状は、切妻屋根ですが、北側の屋根には太陽光パネルを設置できません。片流れ屋根は、南一面が屋根です。屋根の面積も倍になります。北側斜線制限や採光ができないと北側の片流れ屋根になってしまい、発電量は大幅に落ちます。
条件がそろえば、南向き片流れ屋根が太陽光発電には最もおすすめですし、新築住宅なら太陽光パネル設置を前提とした建物や屋根の設計・建築が可能です。
屋根勾配の問題もクリアしてください
太陽光発電に最適な向きには、屋根勾配も影響しています。
屋根勾配が緩いと太陽光発電パネルを設置することができません。屋根勾配で一番多いのが4~5寸勾配です。ある程度の屋根の角度がないと、雨水が流れにくくなり、ビスの周辺に溜まると雨漏りリスクが高まります。
太陽光発電システムは、後から設置している場合は、屋根材の上から野地板、垂木などにビスを打ち込んで固定しているので、ビスの周辺のコーキングが劣化すると雨漏りが発生しやすくなっています。
南向きで日射量が最も多くなる屋根勾配は、緯度により誤差がありますが、5~6寸勾配であると言われています。これらの検討の結果、5~6寸の屋根勾配で、南向き片流れ屋根であれば、太陽光発電において最も効率よく、最大の発電量を発生させることができるということになります。
理想の屋根の向きや角度ではなくても、太陽光パネルのレイアウトを少し工夫すると、発電量が大幅にアップすることがあります。太陽光パネル設置業者と正確な発電量などの各種シミュレーションを行ったうえで、設置を検討するといいでしょう。
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