コロニアル屋根は、瓦に次いで人気の高い屋根材です。
新築時はとてもきれいですが、瓦に比べると耐久性が劣ります。
コロニアル屋根は、価格が安いので選ばれることの多い屋根材ですが、適切な塗装メンテナンスを実施すれば、長持ちするようになっています。
こんな症状が出たらコロニアル屋根のメンテナンス
コロニアル屋根は、スレートやカラーベストと呼ばれることもあります。
いずれも同じ意味で使われていますが、コロニアルはケイミューが販売している屋根材です。コロニアル屋根は、30年近くの耐久年数がありますが、適切なメンテナンスが必要です。
屋根の表面の色あせや艶引け、棟板金の錆びや釘抜け、藻やカビの発生、表面の反りやひび割れ、などの症状が見られたら、10~15年ごとに塗装メンテナンスを行う必要があります。
いろいろあるコロニアル屋根用の塗料
屋根は過酷な自然環境に耐えられるように高い耐久性を持っています。それでもコロニアル屋根は、次第に屋根の表面が劣化していきます。
コロニアル屋根にとって塗装はとても重要なメンテナンスです。
塗料には、グレードにより性能や価格が異なりますが、コロニアル屋根には、高い耐候性や遮熱性を持つ塗料を選んだほうが屋根が長持ちします。
屋根には常に紫外線が降り注いでいます。雨も降ることがあります。特に紫外線には弱いので、耐候性の高い塗料を選ぶ必要があります。
シリコン塗料の他、フッ素塗料や無機塗料なら耐用年数が長いのでおすすめできます。
遮熱塗料は、太陽光を反射し、夏の建物内の温度上昇を抑えます。遮熱塗料なら、塗膜も長持ちします。
断熱塗料は、熱を伝わりにくくします。夏だけではなく冬の室内温度も一定に保つことができます。
コロニアル屋根の塗装メンテナンス時の注意点
コロニアル屋根の塗装時の注意点としては、縁切り作業が必要だということです。
縁切りとは、屋根塗装で形成される屋根材と屋根材の重ね部分にできる塗膜を切断する作業のことです。
縁切りの知識がない、縁切り作業を省略する塗装業者には気をつけたほうがいいでしょう。
縁切り作業をしていないと、雨水が屋根裏に溜まり、屋根内にある野地板が腐食しやすくなるので、雨漏りが発生することがあるからです。
塗装作業では必ず足場を設置します。
足場代は、想定していた以上に高額ですが、安全のためには必ず必要なものです。
足場なしでは困りますが、足場にかかる費用が、相場よりも高すぎる場合は、値下げの交渉の余地があります。
コロニアル屋根の塗装費用は、25~40万円ほどが目安です。塗料のグレードや面積によりさらに費用がかかる場合があります。
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