外装・外壁工事は、経年劣化によるお住まいの寿命をできる限り延ばすために必ず必要な工事です。
外装・外壁工事には、いくつかの種類があり、費用も異なります。よく実施されている外装・外壁工事を分類し、その価格相場の目安についてみていきましょう。
外装・外壁リフォームの3つの種類
外壁は、屋根と同じように建物を雨や風から守り、外の環境から建物の内側にいる居住者を守る役割を担っています。外壁は、日々風雨にさらされていますので、いつの間にか劣化していきいます。
劣化が進み、建物を保護する機能が失われる前に定期的な外装・外壁リフォームを実施する必要があります。定期的なリフォームや補修工事により、建物全体の寿命も延び、外観も美しく維持することができます。
外装・外壁リフォームの種類
外装・外壁リフォームには、3つの種類があります。
主に、外壁の塗り替え、外壁の重ね張り、外壁の張り替えの3つです。これらのリフォームは、外壁の劣化状況に応じて適切な処置を行う必要があります。
概算費用の目安は、外壁塗り替えが40~70万円、外壁の重ね張りが150万円前後、外壁の張り替えが200万円前後となっています。
外壁の塗り替え工事
外壁の塗り替え工事は、外壁塗装表面の塗膜を塗り替えることで、その保護性能を維持するために10~15年程度で実施されています。
モルタルやサイディングなどの外壁の素材により、使用する塗料が異なります。また、塗料のグレードにより、塗料の機能や耐久性が異なることも知っておきましょう。
高機能塗料とは、遮熱・断熱機能、セルフクリーニング機能などを有しています。
塗料別・塗装工事費用の目安
塗料のグレード別に、30坪の建物の塗装工事費用の目安をご紹介すると、
- アクリル塗料、40~70万円
- ウレタン塗料、50~80万円
- シリコン塗料、60~90万円
- フッ素塗料、70~110万円
- 無機塗料、80~130万円
- 光触媒塗料、90~140万円
となっています。
外壁の重ね張り(カバー工法)工事
外壁がサイディングの場合は、すでに設置されているサイディングをそのままにして、上から金属サイディングを重ね張り(カバー工法)する工法が行われることがあります。
重ね張りでの注意点は、既存の外壁の劣化が著しい場合は、壁自体の強度が足りないので重ね張りができず、張り替え工事を行うケースが多くなります。
外壁の重ね張り費用は、延床面積120平米で約150万円です。
外壁の張り替え工事
外壁の張り替え工事は、既存の外壁材を全て撤去し、骨組みの状態にしたうえで、新しい下地と外壁材を取り付ける工事のことです。
廃材処理費用、下地の工事などが別途必要となり、外装・外壁工事の中では最も高額です。
外壁の張り替え工事の費用の目安は、延床面積120平米で約200万円前後となっています。
まとめ
外壁のリフォームは状態や立地環境によって、最適なものが変わってきます。
費用も決して安くはないので、信頼のおける工事業者と相談し、満足のいくリフォームにしてください。
また、外壁リフォームは国や地方自治体から、補助金や助成金が支給される場合があります。
誰でも受け取れるものではなく、申請には条件がありますので、まずはご自身が対象になるのか調べましょう。
国土交通省:住宅リフォームの支援制度 ※令和6年5月2日時点
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