HOME » 外装関連工事・リフォーム » 屋上防水工事 » 【完全ガイド】ベランダ・バルコニー防水工事の種類と選び方|DIYから費用まで徹底解説!

うちのベランダ、なんだか色あせてきたかも…」「雨上がり、水たまりがなかなか引かない…」
そんなお悩み、ありませんか?

毎日使うベランダやバルコニーは、太陽の紫外線や雨風にさらされ、実は家の中でも特に傷みやすい場所。適切なメンテナンスをしないと、雨漏りにつながり、大切なお住まいの寿命を縮めてしまうことも…。

でも、ご安心ください!この記事を読めば、ベランダ・バルコニー防水工事の基本から、あなたのお家にピッタリな工事の種類、気になる費用相場、さらにはDIYのコツまで、専門知識がなくてもスッキリわかります。

「防水工事って難しそう…」「業者に何をどう頼めばいいの?」そんな不安を解消し、大切なベランダを長持ちさせる秘訣を、一緒に見ていきましょう!

目次

1. なぜ必要?ベランダ・バルコニー防水工事の重要性

ベランダ 塗装

ベランダやバルコニーは、雨水が直接当たる場所。そのため、床下には雨水の侵入を防ぐための「防水層」が施工されています。しかし、この防水層も永遠ではありません。

防水工事を怠るとどうなるの?

  • 雨漏りの発生: 劣化した防水層から雨水が建物内部に侵入し、室内の天井や壁にシミができたり、カビが発生したりします。
  • 建物の劣化: 構造部分に水が染み込むと、木材の腐食や鉄骨のサビを引き起こし、建物の耐久性を著しく低下させます。
  • 修繕費用が高額に: 雨漏りが進行すると、防水工事だけでなく、内装の修復や構造部分の補修など、大規模な工事が必要になり、費用もかさんでしまいます。

定期的な防水工事は、いわば「お家の健康診断」。早めのメンテナンスで、雨漏りのリスクを未然に防ぎ、お住まい全体の寿命を延ばすことにつながるのです。

2. あなたのベランダは大丈夫?防水工事が必要なサイン(劣化症状チェック!)

「うちのベランダ、そろそろメンテナンス時期かな?」気になったら、まずはセルフチェックしてみましょう!以下のような症状が見られたら、防水工事を検討するサインかもしれません。

劣化症状緊急度主な原因と対策のヒント
表面の色あせ・汚れが目立つトップコートの劣化初期。見た目の問題だけでなく、防水層を保護する力が弱まっています。トップコートの塗り替えを検討しましょう。
トップコートのひび割れ(ヘアークラック)中~低髪の毛程度の細いひび割れ。すぐに雨漏りに直結するわけではありませんが、放置するとひび割れが深くなる可能性が。経過観察し、広がるようなら専門家に相談。
トップコートの剥がれ・膨れトップコートがパリパリ剥がれたり、水ぶくれのように膨れたりする症状。防水層まで劣化が進む前にトップコートの塗り替えが必要です。施工不良が原因の場合も。
0.3mm以上の幅があるひび割れ防水層まで達している可能性が高い危険なひび割れ。雨水が侵入しやすいため、早急な補修が必要です。
防水層の膨れ・浮き防水層と下地の間に水が入り込み、水蒸気で膨れている状態。防水機能が低下しており、放置すると破れて雨漏りの原因に。防水層からの工事が必要です。
水たまりができる・水はけが悪い中~高排水溝(ドレン)の詰まりか、床の勾配不良が原因。ドレンの清掃で改善しない場合は、防水層の劣化も考えられます。長期間水が溜まると防水層の劣化を早めます。
植物・藻・コケの繁殖トップコートが劣化し、表面が傷んでいる証拠。植物の根が防水層を破壊することも。清掃後、トップコートの塗り替えや防水工事を検討しましょう。
ベランダ下の天井や壁に雨染み・カビ緊急!雨漏りが発生している可能性大!建物の内部に水が侵入しています。放置すると被害が拡大するため、直ちに専門業者に調査と補修を依頼してください。

これらの症状は、あくまで目安です。ご自身での判断が難しい場合や、複数の症状が見られる場合は、専門業者に点検してもらうのが安心ですよ。

3. 知っておきたい!ベランダ防水のキホン構造

ベランダ 塗装

ベランダの床は、実はいくつかの層が重なってできています。その中でも特に重要なのが「防水層」と「トップコート」です。

  • 防水層とは?
    文字通り、雨水の侵入をシャットアウトする、防水の要となる層です。FRP、ウレタン、シートなど、様々な素材があります(詳しくは次の章で!)。耐用年数は一般的に10年~15年程度ですが、ベランダの使用状況や環境によって変わります。
  • トップコートとは?
    防水層の表面に塗られる保護材のこと。人間でいうと、日焼け止めクリームのような役割です。
    • 紫外線や雨風から防水層を守る
    • 人が歩く際の摩耗を軽減する
    • 見た目を美しくする
    • 遮熱効果を持つものもある
      トップコート自体の防水性は高くありませんが、防水層を長持ちさせるために非常に重要です。耐用年数は約5年と防水層より短いため、定期的な塗り替えが必要です。

「トップコートだけ塗り替えればいいの?」「防水層からやり直さないといけないの?」
この判断は、劣化の状況によって変わってきます。表面のトップコートだけの劣化なら塗り替えで済みますが、防水層まで傷んでいる場合は、防水層からの工事が必要になります。

4. 【徹底比較】ベランダ・バルコニー防水工事の主な種類と特徴

ベランダ 塗装

戸建て住宅のベランダ・バルコニー防水工事で主流なのは、主に「FRP防水」「ウレタン防水」「シート防水」の3種類です。それぞれの特徴を比較してみましょう。

防水の種類特徴メリットデメリット耐用年数(目安)費用相場(m²)こんなお家におすすめ
FRP防水ガラス繊維強化プラスチックでできた強靭な防水層。新築戸建てで多く採用。軽量で強度が高い、耐衝撃性・耐摩耗性に優れる、速乾性で工期が短い、均一な厚みで施工可能。比較的コストが高い、硬いため地震などの動きでひび割れることがある(特に広範囲)、施工時に臭いが発生、紫外線にやや弱い。10~12年5,000~8,000円比較的小面積のベランダ、人がよく歩く、物を置くことが多いベランダ。
ウレタン防水液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を形成。改修工事でよく用いられる。どんな形状にも対応しやすい、継ぎ目のない仕上がり、FRPより安価な場合が多い、既存防水層の上から施工できる場合がある(工法による)。乾燥に時間がかかり工期が長めになることがある、均一な厚みに塗るには職人の技術が必要、定期的なトップコートの塗り替えが重要。7~15年4,000~7,000円複雑な形状のベランダ、既存防水層が何か分からない場合、比較的コストを抑えたい場合。
シート防水塩化ビニルやゴム製のシートを貼り付けて防水層を形成。主に広い面積や屋上など。耐久性が高い、比較的安価で工期も短い(下地による)、安定した品質が期待できる。複雑な形状には不向き、シートの継ぎ目処理が重要、下地が平滑でないと施工しにくい、衝撃でシートが破れることがある。10~15年3,500~8,000円広いベランダやバルコニー、比較的形状がシンプルな場所。
(補足)コンクリート防水防水層の上に保護コンクリートが打設されている状態。見た目はコンクリート。防水層が保護され耐久性が高い。下の防水層の種類や劣化状況が見た目で判断できない。改修時は通気緩衝工法など特殊な対応が必要になることが多い。20年程度改修方法によるRC造の建物や、しっかりした作りのベランダ。

見分け方のヒント

  • FRP防水: 表面は硬く、爪で軽く叩くと「コンコン」と軽い音がします。つなぎ目はありません。比較的小さなベランダに多いです。
  • ウレタン防水: 表面はFRP防水に比べるとやや弾力があり、爪で押すと少し凹む感じがします。つなぎ目はありません。
  • シート防水: シートのつなぎ目(1m幅程度)が見られることがあります。排水口周りや角にパッチ(補強シート)が貼られていることも。

もう少し詳しく!各防水工事の特徴

「Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)」の略で、浴槽やボートなどにも使われる強くて軽い素材です。
新築の木造住宅のベランダでは主流となっています。硬くて摩耗に強い反面、建物の揺れや熱伸縮によってひび割れやすいという弱点も。そのため、広い面積にはあまり向きません。
トップコートの劣化が進行すると、下のガラス繊維が見えてくることがあります。

ちょっと専門的な話:FRP防水のトップコート剥がれの原因

FRP防水のトップコートが施工後1年程度でパリパリ剥がれてくる場合、施工不良の可能性があります。FRPの材料であるポリエステル樹脂は空気に触れると固まりにくい性質があるため、防水工事ではパラフィン(ロウの成分)を混ぜて空気との接触を遮断し硬化を促します。

このパラフィンが硬化後に表面に残るのですが、トップコートを塗る前にこのパラフィンをしっかり除去(アセトン拭きや研磨)しないと、ロウソクの上に塗装するようなもので、早期剥がれの原因になるのです。

液体状のウレタン樹脂をコテやローラーで塗って防水層を作る工法です。液体なので、複雑な形状のベランダや排水口周りなどにもしっかり対応できます。
主な工法は2種類。

  • 密着工法: 下地に直接ウレタン樹脂を塗り重ねる工法。比較的安価で小規模なベランダ向き。ただし、下地が湿っていると施工後に防水層が膨れる原因になることも。
  • 通気緩衝(つうきかんしょう)工法: 下地と防水層の間に通気性のあるシートを挟み、湿気を逃がす「脱気筒(だっきとう)」という筒を取り付ける工法。下地の湿気の影響を受けにくく、ひび割れにも強いですが、密着工法よりコストは高め。広い面積や、下地の状態が良くない場合に採用されます。

品質が職人の腕に左右されやすい面もありますが、適切な施工で高い防水性を発揮します。

塩ビ(塩化ビニル樹脂)シートやゴムシートを接着剤で貼り付けたり、機械的に固定したりする工法です。工場生産されたシートを使うため、品質が安定しています。
下地が平らで広い面積に向いており、屋上などでもよく使われます。シートのつなぎ目や端部の処理が防水性能を左右する重要なポイントです。

5. 防水工事ってどうやるの?工事の流れと工程

FRP防水

防水工事の種類によって、また劣化状況によって工程は異なります。ここでは代表的な工事の流れを見てみましょう。

(1) トップコートの塗り替え工事(防水層に問題がない場合)

  1. 高圧洗浄・下地清掃: まずはベランダの汚れ、カビ、古い塗膜などを高圧洗浄機で徹底的に洗い流します。
  2. 下地調整: 必要に応じて、ひび割れ補修などを行います。FRP防水の場合は、アセトンという溶剤で表面の油分やワックス成分を拭き取ります。これが不十分だと新しいトップコートが剥がれる原因に!
  3. プライマー塗布(下塗り): トップコートと既存防水層の密着性を高めるための接着剤のような役割です。
  4. トップコート塗布(中塗り・上塗り): 通常2回に分けてトップコートを塗ります。塗りムラや塗り残しがないように丁寧に仕上げます。
  5. 完了: 清掃して工事完了です。

(2) ウレタン防水工事(密着工法の場合)

  1. 高圧洗浄・下地清掃
  2. 下地調整: ひび割れ補修、既存の傷んだ防水層の撤去(必要な場合)など。
  3. プライマー塗布
  4. ウレタン主剤塗布(1層目・2層目): ウレタン樹脂をコテやローラーで均一な厚みになるように塗り重ねます。ここで十分な厚みを確保することが防水性能の鍵!
  5. トップコート塗布
  6. 完了
    ※通気緩衝工法の場合は、プライマー塗布後に通気緩衝シートを貼り、脱気筒を設置する工程が加わります。

(3) FRP防水工事(防水層からのやり替え)

  1. 高圧洗浄・下地清掃
  2. 下地調整: 既存のFRP防水層をサンダーなどで研磨・撤去し、下地を平滑にします。
  3. プライマー塗布
  4. ガラスマット敷設・ポリエステル樹脂塗布含浸: ガラス繊維でできたマットを下地に敷き、その上からポリエステル樹脂を塗って浸透させ、防水層を形成します。気泡が残らないように脱泡ローラーでしっかり押さえます。
  5. トップコート塗布
  6. 完了

いずれの工事も、下地処理が非常に重要です。下地が汚れていたり、適切に処理されていなかったりすると、どんなに良い材料を使っても早期の剥がれや不具合の原因になります。

6. ベランダ防水工事の費用相場と高額になるケース

屋根工事 見積もり

気になる費用ですが、ベランダの広さ、劣化状況、選ぶ防水工事の種類によって大きく変わります。

一般的な費用相場(あくまで目安です)

  • 部分補修: 3万円~7万円程度
  • トップコートの塗り替え: 7万円~21万円程度(一般的な戸建てベランダ5~10㎡の場合)
  • 防水層からの全面工事: 21万円~数10万円程度(防水の種類や面積による)

単価の目安(1㎡あたり)

  • ウレタン防水: 4,000円~7,000円
  • FRP防水: 5,000円~8,000円
  • シート防水: 3,500円~8,000円

工事費用が高額になるケース

  • 面積が広い: 当然ですが、工事面積が広ければ材料費も人件費も増えます。
  • 使用する材料の種類: 高機能な材料や特殊な材料は高価になります。
  • 既存防水層の撤去や下地補修が必要な場合: 既存の防水層を剥がす手間や廃材処分費、下地の傷みが激しく補修に手間がかかる場合は費用が上がります。特に雨漏りしていて下地合板が腐食している場合などは、下地の交換から必要になり、費用が大幅にアップすることも。
  • 足場が必要な場合: 2階以上のベランダでも通常は足場なしで施工可能ですが、ベランダの形状や作業範囲、安全確保のために足場が必要と判断された場合は、別途足場費用(数万円~)がかかります。

正確な費用を知るためには、必ず複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

7. DIYでベランダ防水はできる?限界と注意点

ベランダ 塗装

「費用を抑えたいし、自分でやってみようかな?」と考える方もいるかもしれません。
結論から言うと、DIYでできるのは基本的に「トップコートの塗り替え」までです。

DIYのメリット・デメリット

  • メリット: なんといっても費用を抑えられる。
  • デメリット:
    • 防水層の劣化判断が難しい。
    • 下地処理が不十分だとすぐに剥がれる。
    • 防水層を傷つけてしまうリスクがある。
    • 専門知識や技術が必要な場合がある。
    • 失敗した場合、結局業者に頼むことになり余計な費用がかかることも。

DIYがNGなケース・注意点

  • 雨漏りしている、またはその疑いがある場合: 絶対にNG!原因究明と適切な処置が必要です。
  • 防水層まで達するひび割れや膨れがある場合: DIYでは対応できません。
  • 前回の防水工事から10年以上経過している場合: 防水層自体が寿命を迎えている可能性が高いため、プロの点検が必要です。
  • FRP防水のトップコートDIY: 適切な下地処理(研磨やアセトン拭き)が難しく、密着不良を起こしやすいです。
  • DIYなら最低でも5年に1度は塗り替えを: プロの施工に比べて耐久性が劣る可能性があるため、こまめなメンテナンスが必要です。

もしDIYに挑戦するなら、ホームセンターで手に入るベランダ用トップコート塗料を使い、商品の指示通りに丁寧に作業しましょう。しかし、少しでも不安がある場合や、劣化が進んでいる場合は、無理せず専門業者に依頼するのが賢明です。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

8. 失敗しない!防水工事業者の選び方と依頼時のポイント

屋根 業者

防水工事は、お家の寿命に関わる大切な工事。信頼できる業者選びが成功の鍵です!

業者選びのチェックポイント

  1. 防水工事の専門業者か、実績は豊富か
    塗装業者さんでも防水工事を行うことはありますが、防水工事は専門的な知識と技術が必要です。防水工事の施工実績が豊富な業者や、防水施工技能士などの専門資格を持つ職人がいる業者を選びましょう。
  2. 見積もりは詳細で分かりやすいか
    「一式いくら」のような大雑把な見積もりではなく、工事内容、使用材料、面積、単価などがきちんと明記されているか確認しましょう。不明な点は遠慮なく質問を。
  3. 劣化診断をしっかり行い、適切な提案をしてくれるか
    現地調査を丁寧に行い、なぜその工事が必要なのか、他の選択肢はないのかなど、分かりやすく説明してくれる業者は信頼できます。「とにかく全面やり替えましょう」と高額な工事ばかり勧めてくる業者には注意。
  4. 施工中の写真撮影を依頼できるか
    防水層はトップコートを塗ると見えなくなってしまいます。各工程の写真を撮ってもらうことで、手抜き工事を防ぎ、安心につながります。
  5. 保証やアフターサービスはあるか
    工事後の保証期間や内容(例えば「5年保証」「10年保証」など)を確認しましょう。万が一不具合が出た場合に、きちんと対応してくれるかどうかも重要です。

相見積もりは必須!

1社だけでなく、必ず3社以上から見積もりを取り、工事内容、費用、保証などを比較検討しましょう。価格だけで選ばず、総合的に判断することが大切です。

9. 【プロが伝授】ベランダ防水を長持ちさせる「プラスワン」メンテ術!

ベランダ

せっかくキレイにしたベランダの防水、できるだけ長持ちさせたいですよね?日常でできる簡単なことから、ちょっとした工夫まで、プロが実践している「プラスワン」のメンテナンス術をご紹介します!これらを実践すれば、次の防水工事までの期間を延ばせるかもしれませんよ。

基本の「き」:定期的なドレン(排水口)掃除とトップコートの状態チェック!

ドレン掃除は月に1回が理想
ベランダの排水口(ドレン)は、落ち葉や砂埃、髪の毛などが詰まりやすい場所です。詰まると水はけが悪くなり、常に水が溜まった状態は防水層の劣化を早める最大の原因!月に1回程度はドレン周りをチェックし、ゴミを取り除きましょう。特に台風の後や、近くに大きな木があるお家は要注意です。

トップコートの「色あせ」「チョーキング」を見逃さない
トップコートの表面を手で触ってみて、白い粉が付くようなら「チョーキング現象」といって、劣化が始まっているサイン。色あせも同様です。このような状態が見られたら、早めのトップコート塗り替えを検討しましょう。

ガーデニング愛好家さんへ:プランターの賢い置き方と水やりテクニック

ベランダ ガーデニング

プランターの直置きはNG!
プランターをベランダの床に直接置くと、底の部分に湿気がこもりやすく、コケやカビが発生したり、防水層を傷めたりする原因になります。必ず、すのこやレンガ、専用のプランタースタンドなどを使って、プランターと床の間に隙間を作り、風通しを良くしましょう。

重いプランターは定期的に移動を
大きくて重いプランターを長期間同じ場所に置きっぱなしにすると、その部分だけ防水層に常に負荷がかかり、劣化が進みやすくなります。数ヶ月に一度は少し位置をずらすなどして、負荷を分散させましょう。

水やりの際の排水チェックも忘れずに
水やりをした際、受け皿に溜まった水はこまめに捨てるのはもちろん、プランターから溢れた水がスムーズに排水溝へ流れているか確認しましょう。水たまりができやすいようなら、プランターの配置を見直す必要があるかもしれません。

ペットと暮らす方へ:爪とぎ・汚れ対策と優しいお掃除法

ペット ベランダ

爪による傷つき対策
ワンちゃんやネコちゃんの爪で、ベランダの床が傷ついてしまうことがあります。気になる場合は、FRP防水など比較的硬い防水層の上に、さらに硬質のトップコートを塗ってもらうか、ペット用のマット(ただし、敷きっぱなしにせず、定期的にめくって通気性を確保することが重要)などを敷くことを検討しましょう。

粗相してしまった場合の対処法
もしペットがベランダで粗相してしまったら、できるだけ早く拭き取ることが大切です。放置するとシミになったり、臭いが残ったりするだけでなく、防水層を傷める原因になることも。水で洗い流せる場合は洗い流し、難しい場合は中性洗剤を薄めたもので拭き取り、その後よく水拭きして洗剤成分を残さないようにしましょう。酸性やアルカリ性の強い洗剤は、トップコートを傷める可能性があるので避けてください。

滑り止め効果のあるトップコートも検討
ペットが走り回るベランダでは、滑って怪我をしないように、防滑性のあるトップコートを選ぶのも良いでしょう。

もう一歩進んだ日常チェックポイントで早期発見!

雨上がりの水たまりチェック
雨がやんだ後、ベランダに水たまりができていないか、できていたとしてもいつも同じ場所にできていないか確認しましょう。以前は水が引けていたのに、最近水たまりができやすくなった…という場合は、床の勾配が変わってきているか、防水層に何らかの異常が起きているサインかもしれません。

排水溝周りのゴミの溜まり具合
以前よりも排水溝周りにゴミが溜まりやすくなったと感じる場合は、これも床の勾配の変化や、防水層のわずかな浮きなどが原因で、水の流れが変わってきている可能性があります。

手すりの根元や、壁との取り合い部分をチェック
ベランダの手すりの根元や、ベランダの床と外壁が接する部分(取り合い部分)は、雨水が侵入しやすい箇所です。ここに隙間やひび割れができていないか、定期的にチェックしましょう。

これらの「プラスワン」メンテ術を習慣にすることで、ベランダの防水層をより長く、健康な状態に保つことができます。ぜひ、今日から実践してみてくださいね!

10. まとめ:適切な防水工事でベランダ・バルコニーを快適に長持ちさせよう!

ベランダ・バルコニーの防水工事は、お住まいを守るためにとても重要なメンテナンスです。
劣化のサインを見逃さず、適切な時期に、お家の状況に合った防水工事を行うことで、雨漏りの心配なく、安心して快適な生活を送ることができます。

この記事が、あなたのベランダ・バルコニー防水工事の疑問や不安を解消し、最適なメンテナンスを選ぶための一助となれば幸いです。
大切なマイホームのために、ぜひ信頼できる専門家と相談しながら、計画を進めてくださいね!

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