HOME » 屋根修理・雨漏り » 台風後に気をつけたい屋根の修理箇所とは?プロが教えるチェックリスト
台風 応急処置

はじめに

台風が過ぎ去った後、多くの家庭で屋根の損傷が問題となります。特に日本では、台風の被害が頻繁に発生し、屋根がその影響を最も強く受ける部分です。しかし、見た目にはわからない小さな損傷が、後に大きな問題へと発展することがあります。この記事では、台風後にチェックしておくべき屋根の修理箇所について、具体的に解説していきます。プロの視点からチェックリスト形式でまとめているので、ぜひご参考にしてください。

屋根の点検を始める前に

1. 安全を確保する

台風後の屋根点検を行う際、まず大切なのは安全です。屋根に登る際は、滑りやすくなっている可能性があるため、無理に自分で点検するのは避け、できるだけプロの業者に依頼することをお勧めします。また、台風後は強風で落下物がある場合もあるので、周囲の安全確認も忘れずに行いましょう。

2. 天気が落ち着いてから

点検や修理を行うのは、台風が完全に過ぎ去り、天候が安定してからにしてください。再び雨が降り始めたり、風が強くなるタイミングでは危険です。晴れた日を選んで、安心して作業ができる状況を整えましょう。

台風後にチェックすべき屋根の修理箇所

屋根材のひび割れ

1. 瓦やスレートのズレ・割れ

台風の強風や飛来物によって、瓦やスレートがずれたり、割れてしまうことがあります。一見してわからない微細なズレやひび割れも、雨漏りの原因となるため、細かく点検することが重要です。特に、屋根の端部分風の強かった方向を重点的に確認しましょう。

2. 屋根材のめくれや剥がれ

瓦屋根やスレート屋根以外にも、屋根材のめくれや剥がれが起こることがあります。特に板金屋根や金属屋根の場合、強風によって一部が剥がれたり、釘が緩んでしまうことがあります。これらを放置すると、次回の台風でさらに被害が拡大するため、早めに補修することが肝心です。

3. コーキングやシーリングの劣化

台風後、見逃しがちな箇所がコーキングやシーリングの部分です。屋根材同士の接合部分や外壁との境目には、雨水の侵入を防ぐためのコーキングが施されていますが、台風の強風で劣化が早まることがあります。特にひび割れや剥がれがないか、しっかりと確認しておきましょう。

4. 雨樋(あまどい)の詰まりや損傷

雨樋は台風時の雨水を排水する重要な役割を果たします。しかし、台風による落ち葉や飛来物が詰まってしまうことで、雨水が流れなくなり、屋根に負担がかかることがあります。詰まりや損傷がないかを確認し、必要に応じて清掃や修理を行いましょう。

5. 棟板金(むねばんきん)の浮きや破損

棟板金は、屋根の頂上部分にある金属部材で、風雨から屋根を守る役割を担っています。台風後に強風によって棟板金が浮いたり、釘が抜けてしまうことが多いため、これも重要なチェックポイントです。棟板金が浮いていると、次回の台風で完全に剥がれてしまう危険性があるため、早めの修理が必要です。

6. 天窓や換気口の周辺

屋根に天窓換気口がある場合、これらの周辺も台風の影響を受けやすい箇所です。特に天窓のガラスにひびが入っていたり、シーリングが劣化している場合は、雨漏りの原因となるため、しっかりと確認しておきましょう。また、換気口のルーバーが破損していることもあるので、細かくチェックしてください。

よくある失敗談と注意点

1. 見た目で大丈夫と思い込む

台風後に屋根を見ても、「見た目に問題がなさそうだから大丈夫」と思ってしまうことがあります。しかし、見えない部分に小さなひび割れやズレが発生している可能性が高く、放置すると後に大きな修理が必要になります。専門業者による定期的な点検を怠らないことが重要です。

2. 自分で修理して悪化させる

「自分で修理すれば費用が抑えられる」と考えて、DIYで屋根修理を行う方もいますが、屋根の修理は非常に技術が必要な作業です。誤ってさらにダメージを与えてしまったり、適切な材料を使わないことで被害が悪化することが多いため、必ずプロに依頼するようにしましょう。

3. 早めに修理を依頼しない

「少しの損傷なら後でいいか」と思って修理を後回しにしてしまうと、次の台風で被害がさらに拡大することがあります。特に、台風シーズンが続く場合は、次の台風が来る前に修理を済ませることが大切です。修理費用が後回しにすることでかさむこともあるため、早めの対応を心がけましょう。

台風後の屋根修理に関する費用と保険活用

火災保険 屋根工事

1. 屋根修理にかかる費用の目安

台風後の屋根修理には、損傷の程度や使用されている屋根材によって異なりますが、一般的に部分修理の場合は数万円から十数万円程度が目安となります。大きな損傷や屋根全体の修理が必要な場合は、数十万円以上になることもあります。したがって、早めの対策が長期的な費用節約につながります。

2. 火災保険や台風保険の利用

台風後の屋根修理には、火災保険台風保険を利用できる場合があります。保険を適用するためには、台風による被害であることが確認される必要があり、損害証明書や写真などの書類を用意することが求められます。保険を活用することで、修理費用を大幅に抑えることができるため、事前に確認しておきましょう。

まとめ

台風後の屋根点検は、家の安全を守るために欠かせない重要な作業です。見た目に問題がないように見えても、屋根にはさまざまな損傷が隠れていることが多く、定期的な点検と適切な修理が必要です。特に、瓦やスレートのズレ、雨樋の詰まり、棟板金の浮きなど、台風後に見逃しやすい箇所を重点的にチェックしましょう。また、保険の活用や早めの修理対応で、費用を抑えることができます。この記事を参考に、安心して台風シーズンを乗り切るための準備を整えてください。

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