日本の屋根の屋根材は、大きく分けるとコロニアルと瓦に分けられます。
多くの戸建て住宅では、洋風、和風などの建築に合わせて、いずれかを選択しているはずです。
そのうち、コロニアル屋根は、化粧スレートの一種です。
コロニアルは、クボタ松下電工外装の屋根材の商品名です。
コロニアル屋根とは?
コロニアル屋根は、化粧スレートの一種です。
「コロニアル」とは、クボタ松下電工外装の屋根材の商品名です。
化粧スレートは、セメント、繊維、アスベストを混ぜて成型した厚さが約4.5mmの板に塗装を施した製品です。
コロニアル屋根とは商品名ですが、一般的な名称としては、「化粧スレート」、「カラーベスト」といった名称で使われており、こちらの名称をよく聞く場合が多くなっています。
コロニアルも含めて、同じ屋根材を表現しているといってもいいでしょう。
コロニアル屋根の素材には、一部アスベストが使われていることがあり要注意です。
特に、平成12年以前に販売されたコロニアル屋根に、アスベスト使用の疑いがあります。
コロニアル屋根のメリット
コロニアル屋根には、素材にアスベスト使用の疑いもありましたが、過去にコロニアル屋根が屋根材として数多く使用されてきた理由には、当時の屋根材としてはメリットが多かったためです。
例えば、価格を見ても、日本瓦やガルバリウム鋼板よりもはるかに安価で、単価でいえば、半額以下で済みます。
また、今現在もコロニアル屋根は、屋根材のなかでも主流です。
多くの施工業者が手掛けてきたため、塗装、破損修理などに関しても豊富なノウハウが蓄積されています。
また、屋根の葺き替えも以前と同じコロニアル屋根を選択し、安価で済ませる場合も多くなっています。
葺き替えの場合は、カバー工法が採用され、既存のコロニアル屋根にそのままルーフィングを敷き、安価で容易に葺き替え工事ができるメリットがあります。
コロニアル屋根の施工費用・メンテナンス費用
コロニアル屋根は、屋根材のなかでは施工単価でみても最も安く、日本瓦やガルバリウム鋼板よりもはるかに低価格で施工できます。
戸建て住宅の屋根は、そう簡単に葺き替えや修繕もできません。
だからこそ、定期的なメンテナンスが必要です。
コロニアル屋根は、製造時に塗装が施されています。
ただ、安価なコロニアル屋根の屋根材ですと、耐久性の低い塗装になっていることが多く、10年以内で劣化します。
そのため、平均的なメンテナンス時期は、10年程度です。
コロニアル屋根のメンテナンス費用は、総額では50万円程度です。
その費用の内訳は、足場設置に10万円、塗り替えや縁切りに費用が40万円程度かかります。
50年程度住むと仮定すると、瓦屋根と比べてメンテナンス費用ではほぼ変わらないと考えても構いません。
コロニアル屋根のメンテナンス時期の見極め
コロニアル屋根は、低価格で施工でき、最も普及している屋根材です。
メンテナンスをする業者も多く、ノウハウもたくさんありますので、安心して任せられます。
コロニアル屋根の耐用年数は、20年~30年程度です。
そのため、30年を超えたコロニアル屋根は、葺き替え工事を薦められます。
屋根の部分補修メンテナンスは、10年に一度がちょうどいい時期です。
また、コロニアル屋根は10年以内に劣化する場合があり、その場合は目視による点検を行い、早めのメンテナンスや補修が必要になります。
目視によるチェックでは、色あせ、塗膜剥離、基材湿潤や凍害などが問題になり、素人判断ではなく、必ず屋根の専門家による精密な点検が必要になります。
10年ではなく5年に一度の定期的な点検により、屋根の状態を正確に判断できる信頼出来る屋根工事業者に相談してください。
まとめ
日本の戸建て住宅で最も普及している、コロニアル屋根は、一般的には化粧スレートやカラーベストと呼ばれています。
メリットも多い屋根材ですが、アスベストの問題もありますし、必ず定期的なメンテナンスが必要です。
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