屋根のコケ、実は放置すると危険です!
屋根にコケが生えるのは、見た目の問題だけではなく、放置すると家の構造に悪影響を及ぼす可能性があります。特に日本は雨が多く、湿度も高いため、屋根にコケや藻(モ)が発生しやすい環境です。そのため、定期的な点検や清掃が重要になります。今回は、屋根のコケを放置するとどんなリスクがあるのか、どんな対策が必要か、また、メンテナンスのタイミングなどについて詳しく解説していきます。
1. 屋根のコケが家に及ぼす影響
屋根の劣化を早める原因に
コケは湿気を吸収するため、屋根の表面が常に湿った状態を保つ原因になります。湿気がたまりやすい屋根は、乾燥しにくくなるため、劣化が早まる傾向にあります。特に瓦(かわら)やスレート屋根は水分に弱いため、コケによって劣化が加速することがあります。
雨漏りの原因にもつながる
屋根にコケが生えていると、隙間に水がたまりやすくなり、徐々に建物内部に水が浸入することがあります。特に、古い屋根やメンテナンスがされていない屋根は防水性が低下している場合があり、雨漏りのリスクが高まります。雨漏りが発生すると、室内の壁や天井にシミができたり、木材が腐食する可能性があります。
美観を損なう
コケが生えた屋根は見た目に汚れて見え、家全体の印象が悪くなります。家の外観を美しく保つことは、家族にとっても気持ちの良いものですし、近隣や訪問者にも良い印象を与えることができます。
2. 屋根にコケが生える原因
屋根にコケが生える主な原因は、「湿気」「日当たり」「汚れ」の3つです。
- 湿気:特に雨が多い地域や湿気が多い季節は、コケが育ちやすくなります。
- 日当たり:日当たりが悪い屋根や、木々に囲まれている場所は、乾燥しにくいためコケが生えやすくなります。
- 汚れ:ホコリや落ち葉が屋根にたまると、コケが生える土壌ができるため、掃除がされていない屋根はコケが発生しやすくなります。
3. 屋根のコケを放置した場合のリスク
雨漏りの発生リスク
雨漏りが発生すると、建物の内部に湿気がたまり、カビが発生しやすくなります。カビが発生すると室内の空気が悪化し、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
屋根材の劣化・寿命短縮
コケによって屋根が常に湿った状態にあると、屋根材の劣化が進み、屋根そのものの寿命が短くなります。一般的な屋根材の寿命は20年〜30年とされていますが、コケが放置されることで、寿命が数年短縮されることがあります。
火災リスクの増加
コケは湿気を多く含むため、直接の発火源にはなりにくいですが、コケが生えた屋根は汚れがたまりやすく、乾燥した落ち葉や枯れ草がたまると、火災のリスクが増加します。
4. 屋根のコケ対策:プロに頼むべきか、DIYでできるか
屋根のコケを除去する方法は、「プロに頼む方法」と「DIYで行う方法」があります。それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
プロに頼む場合
メリット
- 安全かつ確実にコケを取り除ける
- 防水処理や補修が一度にできる
- 専門の薬剤を使用し、コケの再発防止が期待できる
デメリット
- 費用がかかる(相場は5万円〜10万円程度)
DIYで行う場合
メリット
- 費用が安く済む
- 自分のペースで行える
デメリット
- 安全性が低い(特に高所作業)
- プロほど効果が期待できないことがある
5. 屋根のコケ対策にかかる費用と施工方法
屋根のコケ除去には「コケ除去のみ」「コケ除去+防水処理」「定期点検プラン」の3つのパターンが一般的です。
対策方法 | 費用相場 | 内容 |
---|---|---|
コケ除去のみ | 3万円〜7万円 | コケを洗浄剤で除去 |
コケ除去+防水処理 | 5万円〜10万円 | コケ除去+防水剤塗布 |
定期点検プラン | 年1〜2万円 | 定期的な屋根チェック |
6. コケが生えにくい屋根にするためのポイント
屋根のコケを防ぐためには、日頃から「屋根の状態を確認すること」と「定期的な掃除」が必要です。
屋根の清掃を定期的に行う
コケの原因となるホコリや落ち葉を取り除くことで、コケが発生しにくくなります。屋根の掃除は年に1〜2回行うと効果的です。
防水処理をしておく
防水処理を施すことで、屋根の表面が水を弾きやすくなり、コケの発生を防ぐことができます。
日当たりを確保する
屋根の周りに木が多く植えられている場合、枝を適度に剪定し、日当たりを確保することで屋根が乾燥しやすくなり、コケが発生しにくくなります。
7. よくある失敗談と注意点
コケを除去せずに放置し、雨漏りに発展
「見た目が悪いだけ」と思い放置していた結果、コケが原因で雨漏りが発生してしまったケースは少なくありません。
高圧洗浄機で屋根材が破損
DIYでコケを除去する際に高圧洗浄機を使用して、屋根材に傷をつけてしまうケースもあります。スレート屋根や瓦屋根に対しては、専門の薬剤やブラシを使用するのが安全です。
8. 屋根点検の重要性
屋根のコケを防ぐためには、定期的な点検が不可欠です。専門の業者による点検は、屋根材の劣化状況や防水状態を確認でき、必要なメンテナンスを適切に行うことができます。
屋根点検のおすすめのタイミング
- 年に1回:梅雨入り前や、冬の前に行うのが理想です。
- 大雨や台風の後:屋根に損傷があるか確認するため、台風の後に点検を依頼するのも効果的です。
まとめ:屋根のコケを放置せず、早めに対策を!
屋根のコケを放置すると、見た目だけでなく、家の耐久性や健康面にも影響が出る可能性があります。コケが気になる場合は、ぜひ早めの点検や除去を検討してみてください。プロの力を借りることで、確実かつ安全に屋根のコケを除去でき、家を長く保つための大切なメンテナンスとなります。
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