屋根にも流行があるとは思います。
日本の家屋では、切妻や寄棟がよく採用されてきましたが、片流れ屋根も増えています。
モダンで洗練されたイメージがあり、シンプルなうえに太陽光発電パネルも設置しやすい屋根です。
片流れ屋根とは?
片流れ屋根はとてもシンプルな構造をしています。
雨樋を取り付ける方向も一方向しかありません。
シンプルですので、建築にかかるコストも減らすことが可能です。
片流れ屋根は、日本よりもインドや西南アジア、アフリカなどの乾燥地域でよく見られる建築様式です。
これらの地方は、雨が少なく、日射が強いという特徴があります。
シンプルで緩やかな傾斜の片流れ屋根は、コスト面から見てもそうした地域では最適であると考えられます。
日本では、戦後増えてきた屋根です。
簡易住宅、小店舗、一般住宅にも用いられることが多くなっています。
片流れ屋根建築のメリット・デメリット
片流れ屋根で、軒先がない場合は、屋根面積あたりの雨水を受ける量が多いことや軒先と外壁の取り合い部分から雨水が浸入するなどのデメリットがあり、雨漏りリスクが高くなります。
片流れ屋根は、雨の少ない地域などであれば、見た目にもおしゃれで美しいため注文住宅などで採用され、建築されることが多いようです。
雨漏りの発生確率が高いといっても、専門職人が丁寧に工事しているのであれば、その確率も格段に減らすことができます。
片流れ屋根は、初期費用だけではなく、将来発生するリフォーム費用も同様に抑えることができます。
積雪の多い地域では、雪の落下箇所が予測でき、融けやすいというメリットがあります。
窓を高い位置に設置でき、それだけ室内も明るくなります。
しかし、壁面量が増え、外壁に直接日光や雨水が当たり、劣化しやすくなっています。
壁面からの雨漏りリスクが高く、屋根も劣化しやすくなっています。
屋根裏スペースや太陽光発電パネルの設置にも最適
片流れ屋根の建築にあたっては、メリットやデメリットを考慮したうえで、別の方向からも検討すべきです。
屋根の傾斜を南側に向けると、太陽光パネルを屋根いっぱいに載せることができるため、発電量も多くなります。
太陽光発電システムの導入を検討している方は、節電効果と売電収入の両方が期待できます。
逆に北側に屋根の傾斜を向けた場合は、窓を高い位置に設置でき、室内が明るくなります。
屋根裏スペースは、小屋裏空間となりロフト収納などの場所を確保できます。
室内を有効に使えるのも、片流れ屋根のメリットとして考えられるのかもしれません。
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