ご自宅の屋根材選びでは、予算の都合により、他の屋根材よりも安価なスレートを選択することもあります。
耐久性に関しては他の屋根材に劣りますが、しっかりメンテナンスを行えば、標準よりも長寿命になりメリットも多い優れた屋根材です。
スレート屋根の特徴とメリット
スレート屋根は、1900年代の日本では最も普及していた屋根材です。
厚さは、2~5mmほどの薄い屋根材です。
過去には強度を出すためにアスベストを使っていた時期もありましたが、健康被害が心配されたため、2004年になりアスベストの使用が全面禁止となりました。
今現在、販売されているスレートには、アスベストは含まれていません。
現在のスレートは、天然の粘板岩を使った高額の天然スレートとセメントと繊維を混ぜて成形された値段も手ごろな人工スレートの2種類に分類されます。
スレートは、自由に模様を入れることができ、デザインや色の種類も豊富です。
一枚あたりの重さも3~4キロほどと軽く地震にも強い屋根材です。
スレートの耐用年数は、20~25年ですが、屋根表面の色落ちや防水性能を維持するために10年ごとに再塗装のメンテナンスを行うのが基本となっています。
スレート屋根を長持ちさせる方法
コストも安く、そこそこの耐久性のあるスレート屋根ですが、耐用年数は、20~25年ほどです。
瓦屋根と比べると半分ほどの寿命しかありません。
しかも10年ごとに屋根表面の塗り替えを行う必要があります。
手間とかかるコストを考えると、長期的には瓦屋根と変わらなくなってしまいます。
しかし、定期的にお住まいの点検や修理を行うことにより、逆に屋根以外の住宅全体を長期的に維持できると考えられます。
屋根材はいずれ交換時期を迎えます。
台風の飛来物で割れ、金具の劣化、コーキングの劣化なども多く、10年に一度の塗り替えのメンテナンス時には、屋根の洗浄や補修修理を行うことで、スレートの耐用年数を超える30年以上の長寿命を実現することも可能です。
また、スレート屋根の最低勾配は、3寸以上です。
メンテナンスの多いスレートは屋根の上を歩いたり、点検や塗装を行うことが多いため、3寸~4.5寸ほどの勾配に留め、それ以上の急勾配にはしないことが多いようです。
スレート屋根のメンテンスや葺き替えについて
10年ごとや定期的なスレート屋根のメンテナンスを行いますが、2回目~3回目の塗装時にはそろそろ葺き替えを検討する時期に来てしまいます。
できる限り経年劣化を防ぎ、屋根のメンテナンスをしっかり行うことで、30年近くまで寿命が延びます。
経年劣化の場合は、屋根全体がボロボロになっているので、部分的な屋根の補修ではカバーできません。
そこで、屋根のカバー工法や葺き替え工事を行います。
葺き替えでは、スレートはもちろんですが、棟板金、ルーフィング、野地板などの腐食・傷みがあれば、全て交換します。
カバー工法は、既存のスレートの上に新しい屋根材を施工する方法です。
コストが安く工期も短い点が特徴ですが、ご自宅の状況により施工できない場合もあります。
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