初めての屋根塗装では、素人であっても見積書をよく見て、他社とよく比較し、正しい判断をする必要があります。
そこで、屋根塗装の見積もりで、内訳の内容や費用の相場を元に簡単に正しい判断ができる方法をお伝えします。
屋根塗装の最新の価格相場を知ればダマされない!
瓦屋根を除き、屋根の塗装は定期的なメンテナンスの一つとして必ず行うものです。
しかし、10~20年に一度のスパンで行う工事のため、以前依頼した業者がなくなっていたり、時代が変わってもっといい塗料や施工方法が登場していることもあります。
つまり、屋根塗装では、最新の動向や価格相場をもう一度知る必要があるということです。
初めての方でも二度目の方でも、屋根についての素人の方なら、入手できる情報に差はありません。
屋根塗装では、同じような塗料を使っても、塗料や建坪、屋根の形、屋根の面積により大きな差が出ます。
足場や養生費用を含めて、一般的な相場と実際の見積もり価格に大きな違いが出ていないかどうかをよくチェックしていきましょう。
屋根塗装工事のポイントはここ!
数値的な相場を知ることは大切ですが、「なぜ価格に違いが出るのか?」という理由を知っておくと、ダマされにくくなります。
例えば、屋根の形や屋根材による価格の違いは、複雑な屋根形状をしていれば、面積が広くなり塗料をたくさん使用します。
さらに屋根材がスレートであれば、屋根勾配が3寸以上になり、角度が高くなるために屋根面積が広くなり塗装費用が高くなってしまいます。
足場代は必ず必要です。設置するだけではなく、撤去作業も必要です。
職人が安全に塗装工事するために必要ですが、しっかりした足場を組むと数十万円の費用が必ずかかります。
高額なうえに安全性に配慮した工事を行うためには下げにくい項目だといえるでしょう。
足場をかける場合は、屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことでトータルコストを安くできる場合があります。
メンテナンス時期を同時にする工夫が必要でしょう。
屋根素材と塗料の種類の組み合わせで大きく見積もりが変わる!
屋根の素材と塗料の組み合わせも重要な価格決定要素です。
塗料の種類にはグレードがあり、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系、遮熱・断熱塗料に分けることができます。
フッ素系、遮熱・断熱などの機能性の高い塗料は、最も高額となり長寿命で耐用年数も最長です。
価格も1平米あたり700円~5000円までの開きが出ます。
屋根の素材にも注目すると、陶器製の瓦には塗装は不要ですが、セメント瓦やトタン、スレート・コロニアルの屋根材により、少しずつ塗料の価格が異なっています。
価格ではわずかな違いしかありませんが、お住まいの屋根材に対応した塗料の最新相場を調べておきましょう。
また、現在、アクリル系の塗料は屋根塗装での使用が減っています。
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