屋根は経過年数とともに次第に古くなり劣化します。瓦や金属などの素材の違いにより耐用年数は異なりますが、古くなると雨漏りが発生しやすくなります。
修理では対応できなくなったり、耐用年数を過ぎていたりする場合は、必ず屋根の葺き替え工事を行います。工事内容や費用の相場について知っておきましょう。
1.屋根の葺き替えは大規模な修理
屋根の葺き替えは実施するタイミングがとても重要です。屋根材により耐用年数が異なるからです。
日本瓦、スレート、ガルバリウム鋼板などのよく使用される屋根材は、耐用年数も異なり、補修のタイミングも費用も全く異なります。
日本瓦のようにいくら寿命が50年近くあるといっても、屋根全体をそっくり交換しますので、大規模な修理になりますし、費用も高額です。
屋根の補修は耐用年数内であれば、部分補修や塗装によるメンテナンスが実施されます。
コストダウンを考えるならカバー工法と呼ばれる重ね葺きも検討すべきです。そして、最終的に屋根全体を交換するのが、屋根の葺き替え工事です。
2.屋根修理では対応できないときは必ず葺き替え工事を
日本瓦は、瓦そのものは陶器ですので、色あせや劣化も少なくなっています。しかし、漆喰や屋根に使用される木材は部分的に劣化したり、雨漏りの原因となったりします。
部分補修では10~50万円の費用が相場です。 塗装工事は、経年劣化した屋根材の表面の防水性能を高めるために行います。
特に金属屋根は錆びに弱いため、頻繁に塗装メンテナンス工事を行う必要があります。塗料のグレードにもよりますが、アクリルなら約40万円、ウレタンなら約50万円、フッ素塗料やシリコン塗料は約70万円の費用がかかります。
塗料メンテナンスも10~15年ごとに行いますが、さすがに屋根材の耐用年数を過ぎていると、そろそろ葺き替え工事が必要です。
重ね葺きによるカバー工法は100~150万円、屋根の葺き替え工事は、古い屋根材を全て取り除く作業や処分費用もかかりますので費用が高額になり120~250万円といった費用相場になっています。
3.屋根の葺き替え工事で修繕費を抑えるコツ
屋根の葺き替え工事は、屋根の全面的な交換を行うものです。耐用年数以上の屋根の機能を持たせることがコストを抑える第一のポイントです。
屋根の傷みが早まるとそれだけ工事が早まるため、高額の費用がかかってしまうからです。部分補修や塗装メンテナンスは屋根の点検を含めて計画的に行いましょう。
新しい屋根材に葺き替えても建物全体が悪くなっていれば、建て替えたほうがいい場合もあります。建物の躯体そのものがいかに重要であるかがよくわかります。
建て替え時期が近いのなら、カバー工法による重ね葺きでコストを抑えたほうがいい場合もあります。
その他、屋根と外壁を同時に工事すれば、足場代の節約も可能です。
そして、屋根リフォームに関する自治体の補助金の活用、自然災害による屋根の破損であれば火災保険の保険金の活用も検討するべきでしょう。
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