雨漏りや何らかの屋根トラブルが発生したときに屋根の修理・修繕をすればいい。
そう考えている方は、結果的に損をします。
屋根は必ず劣化し、修理の必要な箇所が出ます。
定期的にメンテナンスをすれば屋根だけではなく、建物全体も長持ちします。
ここでは屋根材ごとに異なる屋根のメンテナンスについて解説します。
瓦屋根
いろいろな屋根材がありますが、ここでは一般的な住宅に使用される屋根材についての解説を行います。
最初は瓦屋根です。
瓦屋根は丈夫で高い耐久性を持っています。
日本で瓦屋根を見ない地域はないほど、一般に浸透している屋根材です。
最も高価で重量も重いという点が特徴です。
屋根材の耐久性は、50年程度だと言われていますが、実際には100年以上も使用されている日本瓦も存在しており、大切に使えば長期間の使用が可能です。
メンテナンス時期は、25~30年頃です。
瓦よりも瓦の下にある防水シートなどが先に経年劣化で傷みます。
そのため、下地の補修を行う必要があります。
他に漆喰が崩れていたら雨漏りの原因になりますので、その補修もメンテナンスと共に行います。
メンテナンス方法は、葺き替えや葺き直しなどが定期的に行われます。
スレート屋根
スレートは、2004年以前の製品で、今では使用が禁止されているアスベストの成分が使われている場合があります。
高額の石材を使った天然スレートの他、通常は手頃な価格の化粧スレートを使用しています。
耐久性は、瓦屋根に比べると劣りますので、メンテナンスのサイクルも短くなっています。
しかし、下地の劣化とスレート素材の劣化は同じタイミングで訪れます。
そのため、同時に工事を行うことが多くなります。
スレートのメンテナンスは、塗装は約10年ごと、葺き替え、カバー工法による重ね葺きは約20~25年ごとに行います。
塗装によるメンテナンスは、7~10年ごとに少し早めに行うと総合的な寿命が延びます。
塗装メンテナンスを何度か行った後、劣化の程度が酷い場合は、葺き替えやカバー工法による重ね葺きを行います。
板金屋根
板金屋根とは、トタン、ガルバリウム鋼板、ステンレス、アルミといった金属板を使用した屋根材のことです。
金属屋根は丈夫ですし、軽くてコストもかかりません。
しかし、雨風にさらされるため、錆びに弱く、雨や台風が多い地域、沿岸部に建てられたお住まいでは、メンテナンスの時期が早まります。
同じ板金屋根でも最近の主流となっているガルバリウム鋼板は、錆びに弱い金属板の弱点をカバーしており、錆びにくい屋根材です。
板金屋根であっても、約10年ごとに塗装を行います。
葺き替えやカバー工法による重ね葺きは、約15~20年です。
屋根材ごとにメンテナンスの時期は、全く異なります。
そして、劣化状態の見極めも難しくなっています。
雨漏りなどの屋根トラブルがなくても、メンテナンス時期ごとに屋根の上の点検を行い、ご自身の判断も含めて、少し早めに屋根のメンテナンスを実施するようにしましょう。
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「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)
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