「最近、家の屋根の傷みが気になる…」「もしかして、うちの屋根ってトタン?」
もし、あなたのお家の屋根がトタンで、築年数が経っているなら、そろそろメンテナンスや張替えを考える時期かもしれません。
かつて日本の多くの家屋で使われたトタン屋根ですが、実は寿命が比較的短いという特徴があります。「張替えって費用が高そう…」「どんな方法があるの?」といった不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、トタン屋根の張替えについて、その必要性から具体的な費用相場、最新の屋根材、賢い業者の選び方まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。大切なマイホームを長持ちさせるために、ぜひ最後までお読みください!
この記事を読めば分かること
- トタン屋根の特徴と寿命、劣化のサイン
- トタン屋根の張替えが必要な理由と適切なタイミング
- 張替えの主な方法(葺き替え・カバー工法)と費用相場
- 主流の新しい屋根材(ガルバリウム鋼板など)の特徴
- 張替え費用を抑えるコツと、信頼できる業者の選び方
1. トタン屋根ってどんな屋根?寿命は本当に短い?
まずは、トタン屋根の基本的な知識から押さえていきましょう。
トタン屋根とは?
トタン屋根とは、亜鉛でメッキ処理された薄い鋼板(トタン板)を使った屋根のことです。正式には「亜鉛メッキ鋼板」と呼ばれます。
かつては材料費が安く施工もしやすいため、高度経済成長期の日本で住宅や小屋、工場の屋根や外壁に広く普及しました。
トタン屋根には、大きく分けて2つの形状があります。
- 波型トタン(波板トタン)
断面が波のような形状をしています。主に小屋や物置、カーポートなどに使われることが多いですが、住宅の屋根や外壁にも使用されます。ホームセンターなどでも見かけるため、DIYで扱われることもあります。 - 瓦棒葺き(かわらぼうぶき)トタン
屋根の傾斜に沿って縦に長い板金(トタン)を並べ、その間に「瓦棒」と呼ばれる角材を入れ、上からキャップ状の板金で固定する工法です。昔ながらの戸建て住宅のトタン屋根といえば、この瓦棒葺きを指すことが多いです。
最近では、鋼板といえばトタンではなく、より耐久性の高いガルバリウム鋼板やSGL(エスジーエル)鋼板が主流になっています。これらも広義には金属屋根の一種で、見た目が似ているため、専門家でなければ見分けがつきにくいかもしれません。
トタン屋根のメリット・デメリット
特徴 | メリット | デメリット |
費用 | 材料費が安価 | メンテナンス費用が頻繁にかかり、トータルコストは高くなる場合がある |
重量 | 軽量で建物への負担が少ない | |
施工性 | 比較的施工しやすい | |
耐久性 | 錆びやすい、一度錆びると広がりやすい | 穴が開きやすく、雨漏りの原因になりやすい |
耐用年数 | 短い(約6年~20年) | 定期的な塗装メンテナンスが必須 |
機能性 | 防音性が低い(雨音が響きやすい)、断熱性が低い | 塗装が劣化すると美観を損ねる |
トタン屋根の最大のメリットは、初期費用が安いことです。しかし、最大のデメリットは錆びやすく、耐用年数が短いこと。5~7年ごとの塗装メンテナンスを怠ると、10年程度で錆が発生し、進行すると穴が開いて雨漏りを引き起こします。
トタン屋根の耐用年数:実際はどのくらい?
一般的に、トタン屋根の耐用年数は6年~20年程度と言われています。
適切な時期に塗装メンテナンスを行うことで寿命を延ばすことはできますが、それでも最長で20~25年程度が限界とされています。
特に、トタン屋根の裏面は塗装ができないため、結露や雨水の浸入によって裏側から腐食が進行しているケースも少なくありません。表面は綺麗に見えても、20年を経過すると下地の木材まで劣化が進んでいる可能性があります。
劣化のサインを見逃さないで!張替え・メンテナンスが必要な症状
以下のような症状が見られたら、トタン屋根の劣化が進んでいるサインです。早めに専門業者に点検を依頼しましょう。
- 錆(サビ):赤茶色の錆が広範囲に見られる。
- 色あせ・チョーキング:塗装が劣化し、色があせたり、手で触ると白い粉が付いたりする。
- 塗膜の剥がれ・膨れ:塗装が浮いたり剥がれたりしている。
- 穴あき・腐食:錆が進行し、トタンに穴が開いている。
- 屋根材の浮き・変形・剥がれ:強風などでトタンがめくれたり、変形したりしている。
- 雨漏り:天井にシミができたり、雨水がポタポタ落ちてきたりする。
- 苔(コケ)・カビの発生:屋根の表面に苔やカビが生えている。
- 室内の湿気やカビ臭さ:屋根からの雨漏りや結露が原因で、室内の湿度が高くなっている可能性がある。
特に錆や穴あき、雨漏りは放置すると建物の構造自体を傷める原因になるため、早急な対処が必要です。
2. トタン屋根の張替え、いつ・どうやってやるの?費用は?
劣化が進んだトタン屋根は、部分的な補修では対応しきれないことが多く、基本的には「張替え(葺き替え)」が推奨されます。
なぜ張替えが基本なの?
トタン屋根のリフォームで張替え(葺き替え)が基本とされる理由は主に以下の3つです。
- 屋根材自体の寿命
前述の通り、トタンの耐用年数は短く、塗装で延命するにも限界があります。 - 屋根下地の劣化
トタン屋根は雨漏りしやすく、屋根材の下にある野地板(のじいた)や垂木(たるき)といった木製の屋根下地が腐食しているケースが多いです。下地が傷んでいると、新しい屋根材をしっかり固定できず、台風などで飛散するリスクがあります。張替えなら、この下地の補修や交換も同時に行えます。 - ルーフィング(防水シート)の寿命
屋根材の下には、雨水の侵入を防ぐルーフィング(防水シート)が敷かれています。このルーフィングの耐用年数も約20~30年です。築20年以上経過したトタン屋根の場合、ルーフィングも劣化している可能性が高いため、張替えの際に新しいものに交換するのが理想的です。
張替え(葺き替え)のタイミングは?
一般的には、以下のタイミングで張替えを検討するのが良いでしょう。
- 築20年以上経過し、一度も本格的なメンテナンスをしていない場合
- 広範囲に錆や穴あきが見られる場合
- 雨漏りが発生している場合
- 塗装メンテナンスをしても、すぐに劣化症状が現れる場合
- 近いうちに大規模なリフォームや建て替えの予定がない場合
ただし、劣化の進行状況は環境によって異なるため、専門業者による点検を受けて判断するのが最も確実です。
張替えの主な選択肢:新しい屋根材と工法
トタン屋根の張替えでは、新しい屋根材の選定と、どのような工法で施工するかが重要になります。
現在、トタン屋根からの張替えで主流となっているのは、より高性能な金属屋根材です。
屋根材の種類 | 特徴 | 耐用年数目安 | 費用感(材料費) |
ガルバリウム鋼板 | トタンより3~6倍錆に強く、軽量で耐久性が高い。カラーバリエーションも豊富。現在の主流。 | 25~35年以上 | やや高め |
SGL鋼板 | ガルバリウム鋼板にマグネシウムを添加し、さらに耐久性を高めた次世代素材。沿岸部にも強い。 | 30~40年以上 | 高め |
(参考)新しいトタン | 安価だが、耐久性は低い。現在、住宅の屋根に新規で採用されることは稀。 | 10~15年程度 | 安い |
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛・シリコンの合金でメッキされた鋼板です。トタン(亜鉛メッキ鋼板)に比べて格段に錆びにくく、耐久性も高いため、メンテナンスの手間も軽減されます。費用はトタンより少し高くなりますが、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れた選択と言えるでしょう。
関連記事:ガルバリウム鋼板は本当に長持ち?驚きの耐久性と費用対効果を徹底解説!【屋根リフォーム・新築】
SGL(エスジーエル)鋼板は、ガルバリウム鋼板のメッキ層にマグネシウム(Mg)を2%添加することで、さらに防錆性能を高めたものです。特に、ガルバリウム鋼板が苦手としていた切断面や傷部分の錆びにくさが向上しており、沿岸地域など厳しい環境下でも高い耐久性を発揮します。
関連記事:SGL鋼板とは?ガルバリウム鋼板との違いを初心者にも分かりやすく解説!【メリット・デメリット比較】
トタン屋根の張替えには、主に「葺き替え(ふきかえ)」と「カバー工法(重ね葺き)」の2つの方法があります。
工法 | 内容 | メリット | デメリット | 費用相場(㎡単価) | 30坪住宅の目安費用 |
葺き替え | 既存のトタン屋根を全て撤去し、新しい屋根材を施工する。下地やルーフィングも新しくできる。 | 屋根の軽量化、下地の根本的な修繕が可能、雨漏り再発リスク低減、屋根材の選択肢が豊富。 | 工期が長く、費用が高い(撤去費・処分費がかかる)。工事中に雨漏りリスク。 | 10,000~14,000円/㎡ | 90万~140万円程度 |
カバー工法 | 既存のトタン屋根の上に、新しい軽い屋根材(主にガルバリウム鋼板)を重ねて張る。 | 工期が短く、費用が安い(撤去費・処分費が不要)。廃材が少ない。工事中の雨漏りリスクが少ない。 | 下地の状態確認・補修ができない。雨漏りが根本的に解決しない場合がある。屋根が重くなる。将来の解体費用増。 | 8,000~12,000円/㎡ | 70万~120万円程度 |
断熱性・遮音性が向上する場合がある。 |
※上記費用はあくまで目安であり、足場代、諸経費は別途かかる場合があります。屋根の形状や面積、使用する材料によって変動します。
どちらの工法を選ぶべき?
- 葺き替えがおすすめなケース
- 既存のトタン屋根の劣化が激しい(広範囲の錆、穴あき、下地の腐食が疑われる)
- 雨漏りがすでに発生している
- 築年数が古く、下地やルーフィングの劣化が心配
- 建物の耐震性を考慮し、屋根をできるだけ軽くしたい
- カバー工法が検討できるケース
- 既存のトタン屋根の劣化が比較的軽微(下地が健全であること)
- 雨漏りしていない
- 費用をできるだけ抑えたい、工期を短くしたい
- 現在の屋根材がアスベストを含まない(アスベスト含有の場合、カバー工法でも特別な処理が必要な場合がある)
重要な注意点: トタン屋根の場合、下地が傷んでいる可能性が高いため、安易にカバー工法を選ぶのはリスクが伴います。必ず専門業者に屋根の状態をしっかりと診断してもらい、最適な工法を提案してもらいましょう。
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トタン屋根張替え費用の内訳と相場
トタン屋根の張替え(葺き替え)でガルバリウム鋼板にする場合の費用内訳の例と、おおよ一般的な30坪程度の戸建て住宅の屋根(約60~80㎡と仮定)でかかる費用相場を見てみましょう。
【費用内訳の例(葺き替えの場合)】
項目 | 内容 | 費用目安(30坪住宅) |
仮設足場設置費 | 安全な作業のための足場を組む費用 | 15万~25万円 |
既存屋根材撤去費 | 古いトタン屋根を剥がす費用 | 5万~10万円 |
廃材処分費 | 撤去した古い屋根材や下地材を処分する費用 | 3万~8万円 |
下地補修・交換費 | 傷んだ野地板や垂木を補修または交換する費用(劣化状況による) | 5万~20万円 |
ルーフィング(防水シート)敷設費 | 新しい防水シートを張る費用 | 5万~8万円 |
新しい屋根材費 | ガルバリウム鋼板などの材料費 | 30万~50万円 |
屋根材施工費(役物含む) | 新しい屋根材を取り付ける手間賃、棟板金などの役物設置費 | 20万~30万円 |
諸経費 | 現場管理費、運搬費など | 工事費全体の5~10% |
合計(目安) | 90万~140万円程度 |
【工法別・屋根材別の費用相場(30坪住宅、足場代込みの目安)】
張替え方法 | 費用相場 | 備考 |
トタン屋根 → 新しいトタン屋根(葺き替え) | 70万~100万円 | 現在はあまり選択されない |
トタン屋根 → ガルバリウム鋼板屋根(葺き替え) | 90万~140万円 | 現在の主流 |
トタン屋根 → ガルバリウム鋼板屋根(カバー工法) | 70万~120万円 | 下地の状態が良い場合に限る |
※これらの金額はあくまで一般的な目安です。屋根の形状(切妻、寄棟など)、勾配、階数、劣化状況、選択する屋根材のグレード、業者によって費用は大きく変動します。必ず複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討しましょう。
3. 張替え以外にできることは?トタン屋根のメンテナンス
張替えには費用がかかるため、「もう少し今の屋根で持たせたい」と考える方もいるでしょう。トタン屋根の代表的なメンテナンス方法としては「塗装」と「部分修理」があります。
塗装
トタン屋根の表面を保護している塗膜が劣化すると、錆が発生しやすくなります。定期的な塗装は、トタン屋根の寿命を延ばすために非常に重要です。
- 費用相場:2,000円~3,500円/㎡程度(足場代別途)。30坪の住宅で30万~50万円程度が目安。
- 塗料の種類と耐用年数(目安):
- ウレタン塗料:約5~8年(1,500~2,500円/㎡)
- シリコン塗料:約7~12年(1,800~3,500円/㎡)
- フッ素塗料:約12~18年(3,000~5,000円/㎡)
- 注意点:
- 錆がひどく進行している場合や、すでに穴が開いている場合は、塗装だけでは効果がありません。ケレン(錆落とし)作業が不十分だと、すぐに錆が再発します。
- 塗装はあくまで表面保護であり、下地の劣化やルーフィングの寿命を延ばすものではありません。
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部分修理・補修
トタンの一部に穴が開いたり、浮きや剥がれが生じたりした場合、部分的な修理で対応できることもあります。
- 費用相場:
- 穴の補修(コーキング、防水テープなど):数万円~
- 棟板金の交換:5千円~1.2万円/m程度(足場代別途、単体工事の場合10万円~)
- 波板トタン数枚の交換:5~6万円程度(職人1人で1日作業の場合)
- 注意点:
- あくまで応急処置的な対応であり、根本的な解決にはならないことが多いです。
- 広範囲に劣化が進んでいる場合は、部分修理を繰り返すよりも張替えの方が結果的に安く済むこともあります。
トタン屋根のメンテナンスは、状態が悪化する前に行うことが重要です。定期的な点検を怠らず、適切な時期に必要なメンテナンスを行いましょう。
4. トタン屋根の張替え、DIYでもできる?
「費用を抑えたいから、自分で張替えできないかな?」と考える方もいるかもしれません。
DIYのメリット・デメリット
- メリット:工事費用を大幅に削減できる可能性がある。
- デメリット:
- 危険性が高い:高所作業であり、転落のリスクがあります。トタン屋根は滑りやすく、古いものは踏み抜く危険性も。
- 専門知識と技術が必要:適切な施工ができなければ、雨漏りの原因になったり、すぐに劣化したりする。
- 時間と手間がかかる:慣れない作業は時間がかかり、体力も消耗します。
- 必要な道具や材料の調達が大変。
- 失敗した場合、結局業者に依頼することになり、余計な費用がかかる可能性も。
DIYが可能な範囲と注意点
もしDIYで行うのであれば、物置やカーポートの屋根など、比較的小規模で高さのない波板トタンの交換程度に留めておくのが賢明です。
その場合でも、以下の点に十分注意してください。
- 必ず二人以上で作業する。
- ヘルメット、安全帯、滑りにくい靴など、安全装備を万全にする。
- 天候の良い日に行う。
- 無理をしない。少しでも不安を感じたら中止する。
住宅の屋根、特に瓦棒葺きや立平葺きといった複雑な構造のトタン屋根の張替えは、DIYでは非常に難易度が高く危険です。
プロに任せるべき理由
屋根工事は、建物の寿命や住人の安全に直結する重要な工事です。
- 安全性:プロは安全管理を徹底して作業を行います。
- 専門知識と技術:屋根の状態を正確に診断し、適切な材料と工法で確実に施工します。雨仕舞(あまじまい:雨水の侵入を防ぐ処理)など、専門的な技術が求められます。
- 仕上がりの品質:美観だけでなく、耐久性の高い仕上がりが期待できます。
- 保証:多くの業者は施工後の保証を付けており、万が一不具合があった場合に対応してもらえます。
費用はかかりますが、長期的な安心と安全を考えれば、専門業者に依頼するのが最も賢明な選択と言えるでしょう。
5. トタン屋根の張替え費用を賢く抑えるコツ
少しでも費用を抑えたいというのは当然の心理です。以下のポイントを押さえて、賢くリフォームを進めましょう。
- 相見積もりを取る(最低3社)
複数の業者から見積もりを取り、費用だけでなく、提案内容、工事範囲、使用する材料などを比較検討しましょう。極端に安い見積もりには注意が必要です(手抜き工事や後からの追加請求のリスク)。 - 補助金・助成金制度の活用(自治体によって)
お住まいの自治体によっては、住宅リフォームに関する補助金や助成金制度がある場合があります。省エネ改修(断熱性の高い屋根材への変更など)が対象になることも。事前に確認してみましょう。 - 火災保険が使えるケースも?(自然災害による破損の場合)
台風や強風、雪、雹(ひょう)などの自然災害によって屋根が破損した場合は、火災保険が適用される可能性があります。まずは保険会社に連絡し、適用条件を確認しましょう。
※経年劣化による張替えは対象外です。 - 外壁塗装など他のリフォームと同時に行う(足場代節約)
屋根工事には高額な足場代がかかります。もし外壁塗装など、足場が必要な他のリフォームも検討しているのであれば、同時に行うことで足場代を一度で済ませることができ、トータルコストを抑えられます。 - 自社施工の業者を選ぶ(中間マージンカット)
大手リフォーム会社やハウスメーカーの中には、実際の工事を下請け業者に依頼するところがあります。その場合、中間マージンが発生し費用が高くなることがあります。自社で職人を抱え、直接施工する業者であれば、中間マージンを削減できる可能性があります。
6. 失敗しない!トタン屋根張替え業者の選び方
安心して任せられる業者を選ぶことは、屋根リフォームの成功に不可欠です。以下のポイントをチェックしましょう。
- 板金工事・金属屋根専門の業者か
トタン屋根やガルバリウム鋼板屋根の扱いに長けているか確認しましょう。 - 施工実績が豊富か
同様の工事実績が多いほど、ノウハウが蓄積されています。施工事例を見せてもらいましょう。 - 見積もり内容が明確か
「一式」ではなく、材料費、工事費、諸経費などの内訳が詳細に記載されているか確認しましょう。不明な点は遠慮なく質問しましょう。 - 建設業許可や関連資格を持っているか
一定規模以上の工事を行うには建設業許可が必要です。「建築板金技能士」などの資格を持つ職人が在籍しているとより安心です。 - 保証制度はあるか
施工後の保証内容(保証期間、保証範囲など)を確認しましょう。リフォーム瑕疵保険に加入している業者も安心です。 - 担当者の対応は親切・丁寧か
こちらの質問に丁寧に答えてくれるか、専門知識を分かりやすく説明してくれるか、要望をしっかり聞いてくれるかなど、コミュニケーションの取りやすさも重要です。 - 地元で長く営業しているか
地域での評判が良く、万が一の際にもすぐに対応してもらいやすいというメリットがあります。
複数の業者と実際に話をし、見積もり内容だけでなく、信頼性や相性も考慮して選びましょう。
7. まとめ:早めの点検と適切な張替えで安心な住まいを!
トタン屋根は、かつて多くの日本の家屋で活躍しましたが、残念ながら他の屋根材と比較して寿命が短いという側面があります。しかし、適切な時期に適切なメンテナンスや張替えを行うことで、お住まいの快適性と安全性を長く保つことができます。
- トタン屋根のサインを見逃さず、早めの点検を。
- 張替えの際は、現在の主流であるガルバリウム鋼板やSGL鋼板を検討。
- 葺き替えかカバー工法か、屋根の状態に合わせて最適な方法を選択。
- 費用を抑える工夫をしつつ、信頼できる専門業者に依頼することが重要。
今回の記事が、あなたのトタン屋根に関する不安を解消し、最適なリフォーム計画を立てるための一助となれば幸いです。大切なマイホームのために、賢い選択をしてくださいね。
クイック屋根工事
私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。
【累計6,000件以上の施工実績】
屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。
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