漆喰は瓦よりも経年劣化が早く、補修機会の多い箇所です。漆喰が崩れたり、剥がれたりしていると雨漏りの原因になります。
漆喰補修は思いの他高額ですが、高すぎる費用を払う必要はありません。漆喰の補修内容を知り見積もりの際の比較検討の参考にしてください。
屋根瓦に使われる漆喰とは?
漆喰は、瓦や石材の接着に使われています。他にも目地の充填や壁の上塗りにも使われている重要な建材です。
歴史的な建造物や世界遺産にも漆喰は使われています。日本はもちろん世界中でも使われてきたため、信頼性や耐久性も保証付きです。
瓦は耐久性のある素材です。しかし、漆喰は風雨や寒暖、直射日光にさらされるため、劣化が進むとひび割れが進み崩れていきます。
漆喰の性能が落ちると突風や地震で瓦が落下することもあり危険です。 漆喰には定期的な点検や補修が必要です。
漆喰は、メンテナンスを行えばいつまでも使用できる優れた建材です。
漆喰の詰め直し工事
漆喰の補修では、漆喰の詰め直しや棟瓦を取り直した後もう一度漆喰の塗り直し工事を行うという2つの補修工事のパターンがあります。
漆喰の詰め直し工事では、漆喰の剥がれや崩れの症状が軽度の場合に行われる補修です。
既存の漆喰を撤去した後、このとき瓦のズレや割れを発見した場合は、ズレの修正、割れた瓦は交換します。新しい漆喰を詰め直した後、点検して工事が完了します。
その後、漆喰を埋めていきます。漆喰の補修相場は、足場代15~25万円を含めると、合計して40~70万円の費用がかかります。
漆喰の詰め直しは軽度の工事ですが、棟瓦を取り直すなどの作業の手間が増えると工事費用が上がります。
棟瓦取り直し工事
漆喰の傷みがひどい場合は、既存の棟瓦の解体を行い、下地をきれいに清掃します。その後、泥と漆喰で棟を形作り、土台とします。
その上に取り外した棟瓦を積み直していきます。棟の上に丸瓦を設置し、崩れないように泥と銅線でしっかり固定していきます。こうして地震や強風に遭ってもそう簡単に崩れない棟瓦となります。
棟瓦の取り直し工事は、通常はあまり実施されません。工事費用が高額になるからです。通常は漆喰の詰め直し工事で対応可能です。
日常の定期的な点検は必ず行うことが大切で、定期的な補修により工事費用の総額も抑えることができます。
これまで10年以上点検やメンテナンスを行っていない場合は、漆喰の劣化が進んでいる場合がありますのでご注意ください。信頼できる専門家にも相談してください。
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「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)
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