新築住宅も、長く住み続けるうちに少しずつ劣化し、不具合が生じていきます。
同じお住まいに長く住み続けたいのであれば、定期的なメンテナンスが必要です。
住宅のメンテナンスのうち、屋根や外壁のメンテナンスやリフォームは大掛かりで高額です。
費用を節約するには、屋根と外壁のリフォームを同時に行うとお得になると言われています。
お得になる「まとめてリフォーム」のパターン
住宅のリフォームには、同時に行う「まとめてリフォーム」がお得になるパターンがいくつかあります。屋
内であれば、水回り空間を丸ごとリフォームすると、設備工事がお安くなります。
理想は、洗面所、浴室、トイレ、キッチンなどをまとめて工事することで、トータルコストを大幅に下げることができます。
エクステリアではお庭や玄関ポーチも「まとめてリフォーム」がお得になるパターンです。
最後は、屋根工事と外壁工事です。この2つの工事には、「足場」が必要です。
一度に行うことで、意外と高額になる足場代を節約することができます。
屋根と外壁は費用の節約のために別々に行うこともありますが、同時に行うことで、足場代、撤去費用なども抑えることができます。
さらに、工事費用の大幅な割引にもすんなりと対応してくれる業者があります。
屋根と外壁の塗装を一緒にするとお得になる理由とは?
外壁のリフォームを行うときには、屋根のリフォームも検討すべきです。
外壁や屋根の点検もどちらか一方だけを行うのではなく、両方行い、リフォームの必要があるのかどうかを業者にも相談してください。
同じ時期にメンテナンスを行うと、次のメンテナンスも同じ時期にやってきます。
外壁塗装や屋根塗装では、足場を組んで作業を行う必要があり、撤去費用も含めて、20万円~30万円程度の追加費用がかかります。
屋根の塗装と外壁の塗装が別々の時期になれば、その度に足場を設置する必要があります。
ただし、屋根と外壁は、必ずしも同じ時期にメンテナンスをする必要はありません。
同時点検を実施するのは自由ですが、必要のないリフォーム項目を勧めてくる業者もありますので、必ず予算を決めて、予算内でのリフォーム工事を行うように事前に業者に伝えておくべきです。
屋根と外壁のリフォームを同時に実施するといくらぐらい安くなる?
屋根と外壁のリフォームを同時に行う場合、例えば塗装であれば、30坪の一般的な戸建て住宅ですと、60万円~120万円程度の費用がかかると言われています。
足場代が一回の作業で20万円~30万円です。
しかし、これは、あくまでも築10年~15年程度のお住まいの場合です。
戸建て住宅のなかには、一度もメンテナンスや修理を行ったことがなく、築30年を迎えて、建物全体がボロボロになっている場合があります。
こうしたケースでは、リフォーム費用も相場よりも上がることがありますが、必要な補修や修理箇所が多いためで、高額な費用を請求しているわけではありません。
屋根材を全て交換したり、外壁のヒビ割れが複数の箇所に存在していたり、付帯部分が劣化が予想以上であれば、費用も200万円を超えることがあります。
こうしたケースがあるということを知ると、15年ごとに屋根や外壁のリフォームを行い、トータルコストを抑える長期的な視野が必要であることがよくわかります。
屋根と外壁のリフォーム、同時施工のポイントと建材のグレードアップ!
屋根と外壁のリフォームは、足場代などの共通の費用が節約できるため、総工事価格が20万円~30万円ほど安くなります。
雨樋や屋根修理、補修なども同時に行うので、足場代が一回で済むのであれば、費用も抑えることができ、時間も短縮できます。
屋根と外壁のリフォームを同時に行うと、次のメンテナンス時期も同様の時期になりますので、同じように費用を節約することができます。
コストダウンにより、浮いたお金は、できれば、塗料や建材のグレードをアップさせ、より耐用年数の長い、グレードの高い塗料や建材を選ぶほうがいいでしょう。
同額の工事費でも、お金をかける部分の違いにより、建物の耐久性もアップするというわけです。
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