カラーベストは、スレート屋根の商品名です。
スレート屋根は瓦屋根に比べると、設置費用も安価で済みますが、瓦屋根に比べると寿命が短くなっています。
ここではカラーベストを使用する際の注意点やメンテナンスについてお伝えします。
カラーベストとは?
カラーベストは、スレート屋根と同じ意味で使われている言葉です。
スレートは、屋根材の一種で、厚さは約2mmです。
豊富なカラー、重量も軽く、一般に普及しましたが、特に「カラーベスト」や「コロニアル」という商品名が人気で知名度も高く、今現在も圧倒的なシェアを誇っています。
スレート屋根は、屋根材としても値段が安くてコスパに優れていますが、寿命が20年~25年と瓦屋根に比べると短くなっています。
そのため、定期的に屋根の修理、メンテナンスを行う必要があります。
スレートの寿命が来たら、全面葺き替えも必要になってきます。
スレート屋根が劣化するのはなぜ?
瓦屋根の寿命が50年以上あるのに、スレートがその半分程度の寿命なのはどのような理由からでしょうか?
スレートは、以前はセメントとアスベストを使って製造されていました。
異なる成分を組み合わせて製造されていますが、季節や一日の寒暖差が大きいと、温度変化が原因となり、次第に屋根材が劣化していきます。 雨が降れば、その水分を吸収し高温になれば乾燥します。
冬場は水分が凍りますし日中は融けることもあります。
こうした水の体積変化により、固定されていたスレートの成分が少しずつ剥がれていきます。
次第に完全に剥がれてしまったり、亀裂、割れが生じたりします。違う成分ですので、次第に反りも生じていきます。
スレートの経年劣化は、こうした自然環境の影響を直接受ける屋根材の成分の違いにより引き起こされる現象だったということです。
カラーベストの寿命とメンテナンスのタイミング
カラーベストの寿命、耐用年数は、20年~30年が目安となっています。
耐用年数は、メーカー側でも公表されており、目安となる年数を超えれば、雨漏りや表面的な劣化が見られなくても、屋根の葺き替えをおすすめします。
しかし、耐用年数が30年であっても、あくまでも定期的にメンテナンスを行っている、ということが前提です。
メーカー側でも、10年に一度は、屋根のメンテナンス、部分補修を行うことが推奨されています。
また、アスベスト規制直後に販売された製品であっても、建築後20年程度でメンテナンスやカバー工法による重ね葺きを行うケースが増えています。
カラーベストは、目視でも劣化状況を確認できますが、専門家による点検が最も信頼できます。
カラーベストのメンテナンス方法
カラーベストは、定期的なメンテナンスにより、メーカーが考える耐用年数まで使うことができます。
築10年程度までは、メンテナンスは不要ですが、雨漏りがするようでしたら、点検、修繕を行う必要があります。
築20年未満であれば、スレートの再塗装がベストです。
再塗装により屋根材を保護し、その後の寿命を少しでも延ばすことができます。
築30年までは、2度目の塗装を行うことがあります。
湿気が多く、雪がよく降る地域は塗装がおすすめです。
何もメンテナンスをしていないと、築30年で全面葺き替えを行う必要が出てきます。
きちんとメンテナンスをしていれば、築45年まで、再塗装だけでスレートの機能を維持することができます。
それ以上住み続けたいのであれば、屋根の葺き替えが必要になります。
築45年以上なら、建物を取り壊し、建て替えたほうがいい場合もあります。
まとめ
カラーベストは、スレート屋根のことです。
カラーベストの劣化の理由、寿命、メンテナンスについて解説しました。
できる限り寿命を延ばし、いつまでもカラーベストの機能を維持したいのなら、定期的なメンテナンスが必須です。
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