金属屋根以外のコロニアルやカラーベストなどの金属ではないスレート屋根にも、金属が使われていることがあります。
例えば、屋根のてっぺん部分にある金属板です。
この金属板は、「棟板金」と呼ばれますが、不具合が生じると雨漏りの原因になります。
そのため、修理や交換工事が行われます。
棟板金の役割とは?
スレート屋根には、コロニアルやカラーベストなどの商品が販売されています。
これらはスレートの商品名ですが、金属を使用していません。
しかし、屋根のてっぺん部分には、棟板金と呼ばれる金属板が使用されています。
棟板金は、一番上にあり台風や飛散物が当たる確率も高く、壊れやすい箇所です。
棟板金は、釘などでしっかりと固定されています。
ところが、長年、風雨にさらされることにより、固定していた釘が緩んだり、浮き上がってしまうことがあります。
そのままにしていると、雨が浸入しやすくなり、雨漏り発生の原因となります。
そこで、棟板金の修理や棟板金を新しいものに交換する修理工事を行います。
棟板金のトラブル事例
棟板金は、てっぺん部分にあり、強風や飛散物があたると壊れやすくなっています。
そのため、経年劣化ではなくても、新築あるいは築浅であっても、取れてしまうことがあります。
こうした不具合は偶然ではありません。
施工不良が原因となって起こる棟板金のトラブルです。
中には適切な釘が使用されていなかったり、適切な処理が施されていなかったりすることもあります。
棟板金が取れてしまったことに気づかないと、釘の隙間や穴から雨水が浸入し、雨漏りになります。
さらに下地にある木材が防腐処理されていないと、すぐに木材の腐食原因となります。
雨漏りや天井の雨染みに気づいたら、すぐに屋根裏、屋根の上の点検を行い、原因を突き止めた上で、棟板金が原因であれば、すぐに棟板金の修理あるいは交換修理工事を行いましょう。
屋根の棟板金の交換工事や修理について
棟板金の修理では、築10~15年以上経っていれば、古い棟板金を取り外し、新しい棟板金の取り付けを行います。
こちらは交換修理です。
木材下地の腐食も見つかれば、交換修理です。工事日数は2~4日間かかります。
棟板金の交換修理工事は、一般的な費用は20万円~です。
最大80万円程度の費用がかかります。
費用が高くなる原因は、雨漏りを放置しており、下地の木材が腐食していた場合や足場を組む必要がある場合です。
下地に使う木材は防腐処理を施すことが必須となります。
スレート屋根であれば、屋根塗装と同時に棟板金の点検修理も行えば、足場代の節約や根本的な雨漏り・屋根トラブルの解決につながります。
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