HOME » 屋根材の種類と特徴 » ケイミュー「ルーガ(ROOGA)」の評判は?メリット・デメリットから費用、選び方まで徹底解説!

屋根のリフォーム、そろそろ考えなきゃ…でも、どんな屋根材がいいんだろう?」
「最近よく聞く『ルーガ』って屋根材、評判はどうなのかな? 価格は? うちに合う?」

マイホームの屋根は、大切な家族と暮らしを守る重要な部分。だからこそ、屋根材選びは慎重になりますよね。
特に最近、ケイミュー株式会社「ルーガ(ROOGA)」という屋根材が注目されています。
「瓦みたいな見た目なのに軽いって本当?」「地震や台風に強いって聞くけど、実際どうなの?」など、気になる評判や疑問も多いのではないでしょうか。

この記事では、ケイミューの「ルーガ」について、そのリアルな評判からメリット・デメリット気になる費用「雅」と「鉄平」の違い後悔しない選び方まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します!

この記事を読めば、ルーガがあなたの理想の屋根材かどうかしっかり判断できますよ。ぜひ最後まで読んで、後悔しない屋根リフォームの参考にしてくださいね!

目次

ルーガの評判はどう?リアルな声と専門家の評価

まず気になるのは、実際にルーガを使った人や、私たちのような専門家からの評判ですよね。

【実際にルーガを選んだお客様の声】

  • 「もともと重い瓦屋根だったので地震が心配でしたが、ルーガに替えて安心感が増しました!」(耐震性)
  • 「見た目が本物の瓦みたいで高級感があるのに、軽いのが嬉しいです。」(デザイン性・軽量性)
  • 「台風が多い地域なので、割れにくくて風に飛ばされにくいと聞いて選びました。」(耐風性・耐久性)
  • 「グラデーションの色合いがとても綺麗で、家がおしゃれになりました。」(デザイン性)
  • 「色褪せしにくいと聞いたので、メンテナンスの手間が省けるのが魅力です。」(メンテナンス性)

【私たち専門家から見た評価】

私たちプロの目から見ても、ルーガは非常に優れた屋根材だと評価しています。特に、日本の気候や住環境を考えると、多くのメリットがあります。

  • 災害への強さ: 従来の瓦の「重い」「割れやすい」という弱点を克服し、地震や台風に強い設計です。
  • デザイン性の高さ: 和瓦の重厚感を保ちつつ、モダンな住宅にも合う洗練されたデザイン。「雅」と「鉄平」から選べます。
  • 耐久性とメンテナンス性: 高品質な素材と塗装により、長期間美しさを保ち、メンテナンスの手間を軽減できます。

ルーガは発売から10年以上が経過し、多くの住宅で採用された実績があります。初期のスレート屋根であったような問題もなく、長く安心して使える屋根材として専門家の間でも評価が確立しています。

ルーガのココがすごい!5つのメリットを徹底解説

では、具体的にルーガのどんなところが優れているのでしょうか?他の屋根材と比較した場合のメリットを5つ、詳しくご紹介します!

メリット1:地震に強い!「軽さ」が家を守る

「瓦屋根は重くて地震に弱い」これは、多くの方が持つイメージかもしれません。実際に、重い屋根は地震の際に建物の揺れを大きくし、倒壊のリスクを高める要因になります。

しかし、ルーガは瓦のような風格ある見た目なのに、驚くほど軽いんです!
一般的な陶器瓦と比較すると、その重さはなんと半分以下

【屋根材の重さ比較(目安)】

屋根材の種類重さ(1㎡あたり)特徴
陶器瓦(和瓦・洋瓦)約40~50kg重い、耐久性が高い、割れることがある
ルーガ約18~20kg軽い、瓦のデザイン性、高耐久、割れにくい
スレート屋根(コロニアル)約20~22kg比較的軽量、安価、定期的な塗装が必要
金属屋根(ガルバリウム鋼板)約5~6kg最も軽量、デザイン豊富、遮音性・断熱性に配慮が必要

※ルーガの重さは「雅」「鉄平」で若干異なります。

屋根が軽くなることで、建物の重心が低くなり、地震の揺れが小さくなります。これにより、建物の倒壊リスクを低減できるのです。「瓦の重厚感は好きだけど、地震対策もしっかりしたい…」そんな方に、ルーガはまさに理想的な選択肢と言えるでしょう。

(関連FAQ:ルーガはカバー工法(重ね葺き)できますか?

メリット2:台風や衝撃にも負けない!驚きの「強さ」と「固定力」

近年、大型化する台風やゲリラ豪雨、さらには予期せぬ飛来物など、屋根を取り巻く環境は厳しさを増しています。屋根材が割れたり、強風で飛ばされたりすると、雨漏りに直結し、住まいに大きなダメージを与えかねません。

ルーガは、その「強さ」も大きな魅力です。
素材は「樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦」という、セメントに樹脂や繊維をハイブリッド配合して強度を格段に高めたもの。実験では、大人がハンマーで叩いても簡単には割れないほどの頑丈さを示します。(ご心配な方は、ぜひ施工店でサンプルを叩いてみてください!)

さらに、施工方法にも秘密があります。ルーガは1枚1枚を専用の釘で下地(野地板)にしっかりと固定します。従来の瓦のようにただ並べて引っ掛ける工法とは異なり、風にあおられてもズレたり飛んだりしにくい、非常に高い耐風性能を発揮します。

(関連FAQ:ルーガは雨漏りしやすいって本当ですか?)

メリット3:いつまでも美しい!色あせにくい「グラッサコート」

せっかくリフォームするなら、その美しさが長持ちしてほしいですよね。屋根は常に紫外線や雨風にさらされる過酷な環境にあります。

ルーガには、ケイミュー独自の高性能な塗装技術「グラッサコート」が施されています。
このグラッサコートは、紫外線による色あせの原因となる結合エネルギーよりも高いエネルギーを持つため、紫外線ダメージに非常に強く、鮮やかな色や光沢を長期間(30年以上※)キープします。

一般的なスレート屋根の場合、美観や防水機能を維持するために10年程度での再塗装が推奨されることが多いですが、ルーガならそのメンテナンスの手間や費用を大幅に削減できます。塗り替え頻度が少ないことは、足場代などの大きなコスト削減にも繋がります。

※メーカーの促進耐候性試験結果に基づく目安であり、保証値ではありません。立地条件や環境により異なります。

(関連FAQ:ルーガのメンテナンスは本当に不要ですか?)

メリット4:デザイン性が高い!「雅」と「鉄平」、理想の屋根が見つかる

「屋根は家の顔」とも言われるように、外観の印象を大きく左右する重要な要素です。ルーガは、機能性だけでなく、デザイン性の高さも人気の理由です。大きく分けて2つのタイプがあります。

  • ルーガ「雅(みやび)」
    • 伝統的な和瓦の優美な曲線美を現代的にアレンジ。
    • 本物の和瓦より少し緩やかな波形が、純和風だけでなく近代的な和モダン住宅にも調和します。
    • オプションの「高棟(たかむね)仕様」や「鬼瓦」を選べば、より重厚で風格のある佇まいに。
    • 落ち着いた風格、和のテイストを大切にしたい方におすすめ。
  • ルーガ「鉄平(てっぺい)」
    • 天然石(スレート)を思わせる、自然な風合いのフラットデザイン
    • シャープでモダン、スタイリッシュな印象を与えます。洋風建築はもちろん、和モダンな住宅にもよく合います。
    • 他の屋根材にはない、独特の素材感と陰影が魅力です。
    • 個性的で洗練された外観にしたい方におすすめ。

どちらのタイプも、深みのあるグラデーションカラーを含む6色のカラーバリエーションが用意されています。建物の外壁やサッシの色、全体の雰囲気に合わせて、理想の屋根デザインを実現できます。

(参考記事:ケイミュー ルーガ 雅:カラーバリエーション)
(参考記事:ケイミュー ルーガ 鉄平:カラーバリエーション)

メリット5:家にも優しい!「通気構造」が住まいを長持ちさせる

見落とされがちですが、屋根の「通気性」は、家の寿命を延ばすために非常に重要です。湿気がこもると、屋根の下地材(野地板)が腐食したり、断熱材の効果が低下したりする原因になります。

ルーガは、瓦1枚1枚の形状と施工方法により、屋根材とその下の野地板との間に自然と空気の通り道(通気層)が形成される構造になっています。

この通気層があることで、

  • 湿気を効率的に排出: 屋根裏にこもりがちな湿気を外部に放出し、野地板の腐食やカビの発生を防ぎます。
  • 断熱効果の向上: 夏は熱気を逃がし、冬は暖まった空気を保ちやすくするため、冷暖房効率の向上も期待できます。

一般的なスレート屋根などは野地板に直接張り付けるため、湿気が逃げにくく、結露や腐食のリスクが高まることがあります。ルーガの通気構造は、屋根だけでなく家全体の耐久性を高め、快適な住環境を維持することにも貢献するのです。

知っておきたい!ルーガのデメリットと注意点

多くのメリットを持つルーガですが、導入を検討する上で知っておくべきデメリットや注意点もあります。後悔しないために、以下の点をしっかり理解しておきましょう。

デメリット1:費用はちょっとお高め… 初期投資が必要

ルーガは高機能・高品質な屋根材であるため、一般的なスレート屋根や普及価格帯の金属屋根と比較すると、材料費も工事費も高くなる傾向があります。
例えば、人気の断熱材一体型金属屋根と比較しても、総額で1.2~1.3倍程度の費用がかかるケースが多いです。(※あくまで目安。屋根の形状や面積、既存の状態により大きく変動します)

理由としては、

  • 屋根材自体の価格設定が高い
  • 性能を発揮するために、下葺き材(ルーフィング)や役物(板金部品など)も純正品や指定品の使用が推奨される
  • 1枚1枚丁寧に施工する必要があり、手間(=人件費)がかかる
    などが挙げられます。

ただし、メリットで述べたように色褪せしにくく、将来的な塗装メンテナンス費用が抑えられる点や、耐久性が高く屋根が長持ちする点を考慮すると、長期的な視点(ライフサイクルコスト)で見れば、決して割高とは言えない場合もあります。

(→ 費用についてもっと詳しく! ルーガのリフォーム費用、ぶっちゃけいくら?相場と内訳)

デメリット2:工事期間がやや長めになる可能性

メリットでも触れたように、ルーガは1枚1枚を丁寧に釘で固定するなど、質の高い施工には手間と時間が必要です。そのため、他の屋根材(特にカバー工法など)と比較すると、工事期間がやや長くなる可能性があります。

一般的な戸建て住宅の葺き替え工事(既存屋根材の撤去+新規ルーガ施工)の場合、足場の設置・解体を含めて約2週間~3週間が目安となります。(※屋根の形状や大きさ、天候によって大きく変動します) 工事期間中は騒音や業者の出入りがありますので、近隣への配慮も必要です。

(関連FAQ:ルーガの工事期間はどれくらい?騒音は?)

デメリット3:誰でも施工できるわけじゃない!「ROOGAショップ」限定

ここが重要なポイントですが、ルーガはケイミューが認定した「ROOGAショップ(登録施工店)」でしか、原則として販売・施工することができません。
これは、ルーガの持つ高い性能(耐震性、耐風性、防水性など)を最大限に引き出し、長期にわたって安心して使っていただくために、専門的な知識と技術、そして施工品質基準を満たした業者に施工を限定しているためです。

「近くの工務店に頼めないの?」と思われるかもしれませんが、これは品質を守るための仕組みです。逆に言えば、ROOGAショップであれば、メーカーの研修を受け、一定の基準を満たした信頼できる業者である、という安心の証とも言えます。

(→ 業者選びのポイントは? 失敗しない!ルーガ施工業者(ROOGAショップ)の選び方)

デメリット4:リフォームの場合、メーカーの製品保証が付かない点に注意

新築とは異なり、既存の住宅にルーガをリフォーム(葺き替えやカバー工法)で用いる場合、屋根材そのものに対するメーカーの製品保証は原則として適用されません。(※2024年5月現在の情報。最新の保証内容は必ずメーカーや施工店にご確認ください)

金属屋根などではリフォームでも製品保証が付くケースが多いため、この点はルーガの弱点と感じるかもしれません。

ただし、施工に関する保証(雨漏り保証など)は、施工店が独自に設けているのが一般的です。契約前には、施工保証の内容、期間、保証範囲などを書面でしっかりと確認することが非常に重要です。信頼できるROOGAショップであれば、しっかりとした施工保証を用意しているはずです。

(関連FAQ:ルーガの保証はどうなっていますか?)

【費用徹底解説】ルーガのリフォーム、ぶっちゃけいくら?相場と内訳

瓦工事 見積もり

「結局、ルーガにするといくらかかるの?」これが一番気になるところですよね。
正確な費用は、お住まいの屋根の面積や形状、既存の屋根材の種類、下地の状態、そして選ぶルーガの種類(雅 or 鉄平、役物の種類)によって大きく変動するため、必ず現地調査の上で見積もりを取る必要があります。

ここでは、あくまで一般的な目安として、費用の相場感と内訳をご紹介します。

【ルーガ葺き替え費用の目安(30坪程度の一般的な戸建て住宅の場合)】

  • 総額目安: 約150万円 ~ 250万円(税込)
    • ルーガ「鉄平」(板金役物仕様): 比較的費用を抑えやすい傾向(150万円~)
    • ルーガ「雅」または「鉄平」(同質役物仕様): 高級感が出る分、費用は高くなる傾向(180万円~)

【主な費用の内訳】

  • 仮設足場費用: 約15万円~25万円 (家の大きさや形状による)
  • 既存屋根材撤去・処分費: 約10万円~30万円 (屋根材の種類、アスベスト含有有無による)
  • 下地補修・調整費: 状態により変動 (野地板の張り替えが必要な場合は追加費用)
  • 下葺き材(ルーフィング): 約5万円~10万円 (高性能なものを選ぶと高くなる)
  • ルーガ本体(雅 or 鉄平): 約50万円~100万円 (面積、種類による)
  • 役物(棟板金、軒先、ケラバ等): 約10万円~30万円 (板金役物か同質役物かで大きく変動)
  • 施工費(人件費など): 約30万円~50万円 (手間がかかるため比較的高め)
  • 諸経費: 現場管理費など

【費用を左右するポイント】

  • 屋根の面積と形状: 大きいほど、複雑な形状ほど高くなります。
  • 既存屋根材: 撤去・処分費が変わります。アスベスト含有の場合は高額になります。
  • 下地の状態: 劣化が激しく野地板の交換が必要な場合は費用が増えます。
  • ルーガの種類: 「雅」と「鉄平」では、「雅」の方がやや高い傾向。
  • 役物の種類: 「同質役物」(ルーガ本体と同じ素材)は高級感がありますが、価格は高くなります。「板金役物」(ガルバリウム鋼板など)の方が安価です。「鉄平」では選択可能です。
  • 依頼する業者: 業者によって価格設定は異なります。

【見積もりを取る際の注意点】

  • 必ず複数のROOGAショップから相見積もりを取る。
  • 見積書の内訳が詳細に記載されているか確認する。(「一式」ばかりの見積もりは要注意)
  • 使用するルーガの種類、役物の種類が明記されているか確認する。
  • 保証内容を書面で確認する。

💡 【補助金の活用も検討しよう】
お住まいの自治体によっては、耐震化や省エネ化のためのリフォーム補助金制度がある場合があります。屋根の軽量化(葺き替え)が対象となるケースもありますので、一度確認してみることをおすすめします。

(関連FAQ:アスベスト含有屋根からの葺き替えはできますか?

【徹底比較】ルーガ「雅」vs「鉄平」あなたに合うのはどっち?

ルーガを選ぶ際、多くの方が悩むのが「雅(みやび)」と「鉄平(てっぺい)」のどちらにするか、ですよね。それぞれの特徴を比較してみましょう。

比較項目ルーガ「雅 (みやび)」ルーガ「鉄平 (てっぺい)」
デザインイメージ和瓦調、優美な曲線、重厚感、伝統的天然石調、フラット、モダン、スタイリッシュ
似合う家のスタイル純和風、和モダン、落ち着いた雰囲気の洋風洋風、モダン、和モダン、シンプルな家
本体価格帯やや高め「雅」よりやや安価な傾向
役物(棟など)同質役物(高棟、鬼瓦などオプション豊富)同質役物 または 板金役物 が選択可能
役物を含めた総額高くなる傾向板金役物なら費用を抑えられる
重量 (1㎡あたり)約20kg約18kg
施工性標準的標準的
人気の傾向和の雰囲気を重視する方に根強い人気スタイリッシュさを求める方に人気上昇中

【選び方のポイント】

  • 家の外観デザインとの調和: 最も重要です。現在の家のスタイルや、目指したい雰囲気に合う方を選びましょう。カタログだけでなく、可能であれば実際の施工事例を見るのがおすすめです。
  • 予算: 役物の選択によって総額が変わるため、予算も考慮に入れましょう。「鉄平」で板金役物を選べば、ルーガの中でも比較的コストを抑えられます。
  • こだわり: 「本格的な和風にしたい」「鬼瓦をつけたい」といった強いこだわりがある場合は「雅」が適しています。一方、「すっきり見せたい」「モダンな感じにしたい」なら「鉄平」が候補になります。

どちらを選んでも、ルーガの持つ高い基本性能(軽量性、耐久性、耐風性、メンテナンス性)は同じです。最終的には、ご自身の好みと家のデザイン、予算のバランスで決めるのが良いでしょう。

【目的別】ルーガ vs 金属屋根 vs スレート屋根、結局どれを選ぶべき?

ルーガ 屋根修理

「ルーガも良いけど、他の屋根材と比べてどうなの?」という疑問にお答えします。代表的な「金属屋根(ガルバリウム鋼板など)」、「スレート屋根(コロニアルなど)」と比較し、目的別にどの屋根材がおすすめか考えてみましょう。

目的・重視する点最もおすすめ次点検討
① 耐震性 (軽さ)金属屋根 (圧倒的に軽い)ルーガ (瓦の半分以下)スレート屋根
② 耐久性 (割れにくさ)ルーガ (非常に割れにくい)金属屋根 (凹みやすい)スレート屋根 (割れやすい)
③ デザイン性 (重厚感)ルーガ (瓦調デザイン)(該当なし)(該当なし)
④ デザイン性 (多様性)金属屋根 (色・形状豊富)ルーガ (雅/鉄平、6色)スレート屋根 (シンプル)
⑤ メンテナンス性ルーガ (色褪せにくい)金属屋根 (錆び、色褪せ注意)スレート屋根 (塗装推奨)
⑥ 初期費用 (安さ)スレート屋根金属屋根 (種類による)ルーガ (高め)
⑦ 長期コスト (総合)ルーガ / 高耐久金属屋根スレート屋根 (メンテ費考慮)
⑧ 施工業者の多さスレート屋根 / 金属屋根ルーガ (認定店のみ)

【こんなあなたにおすすめ】

  • とにかく軽さ最優先!耐震性を極めたい → 金属屋根
    • ただし、遮音性(雨音)や断熱性への対策、錆びへの注意が必要です。
  • 初期費用をできるだけ抑えたい → スレート屋根
    • ただし、将来的な塗装メンテナンス費用と、割れやすさのリスクを考慮する必要があります。
  • 瓦の風格が好き!地震にも備えたい!メンテナンスも楽な方がいい! → ルーガ
    • 初期費用は高めですが、デザイン性、耐久性、耐震性、メンテナンス性のバランスが取れています。

ルーガに関する「よくある質問(FAQ)」

ルーガを検討中のお客様からよくいただく質問にお答えします!

ルーガはカバー工法(既存の屋根に重ね葺き)できますか?

はい、可能です。ルーガは軽量屋根材に分類されるため、既存のスレート屋根(コロニアルなど)の上に重ねて施工するカバー工法が認められています。

ただし、金属屋根に比べると重量があるため、建物の構造や耐震性を考慮すると、可能であれば既存屋根を撤去して葺き替える方が、より安心でおすすめです。カバー工法の場合、下地の状態を確認できない、屋根が二重になり重くなる、というデメリットもあります。ROOGAショップに相談し、最適な工法を判断してもらいましょう。

ルーガは雨漏りしやすいって聞きましたが、本当ですか?

いいえ、正しく施工されていれば、ルーガ自体が特別雨漏りしやすい屋根材ということはありません。ルーガは防水性にも配慮された設計で、1枚1枚しっかり固定されます。雨漏りの原因の多くは、屋根材本体よりも、施工不良(特に板金部分や下葺き材の施工ミス)や経年劣化によるものです。だからこそ、経験豊富で信頼できるROOGAショップに依頼することが非常に重要になります。

ルーガのメンテナンスは本当に不要ですか? 点検は必要?

ルーガは「グラッサコート」により色褪せしにくいため、スレート屋根のような定期的な全面塗装(塗り替え)は基本的に不要です。しかし、全くメンテナンスフリーというわけではありません。

台風や強風の後、あるいは10年に一度程度は、専門業者による点検を受けることをおすすめします。棟板金の釘の浮き、漆喰やコーキングの劣化、瓦のズレや割れ(飛来物などによる万一の破損)がないかなどをチェックしてもらいましょう。落ち葉などが溜まっていれば、簡単な清掃も有効です。

ルーガの実際の耐用年数はどれくらいですか?

ルーガの素材自体は非常に耐久性が高く、30年以上の耐用年数が期待できると言われています。ただし、これはあくまで目安であり、立地条件(日当たり、塩害など)、気候、メンテナンス状況によって変動します。

屋根全体の寿命としては、ルーガ本体だけでなく、下葺き材(ルーフィング)や下地の状態も影響します。定期的な点検と、必要に応じた部分補修を行うことで、より長く安心して使用できます。

ルーガの実際の耐用年数はどれくらいですか?

ルーガの素材自体は非常に耐久性が高く、30年以上の耐用年数が期待できると言われています。ただし、これはあくまで目安であり、立地条件(日当たり、塩害など)、気候、メンテナンス状況によって変動します。屋根全体の寿命としては、ルーガ本体だけでなく、下葺き材(ルーフィング)や下地の状態も影響します。定期的な点検と、必要に応じた部分補修を行うことで、より長く安心して使用できます。

雪国でもルーガは使えますか?

ケイミューの定める基準により、ルーガの施工は原則として「年間積雪量が30cm以下の地域」とされています。多雪地域での使用は推奨されていません。雪止め金具の設置は可能ですが、落雪やつららのリスク、雪の重みによる影響などを考慮する必要があります。お住まいの地域が施工可能エリアかどうか、必ずROOGAショップにご確認ください。

ルーガの保証はどうなっていますか?

前述の通り、リフォーム(葺き替え・カバー工法)の場合、ルーガ本体に対するメーカー製品保証は原則として適用されません(新築の場合は保証があります)。

ただし、これは製品自体の不具合に対する保証です。雨漏りなど、施工に起因する不具合に対する保証(施工保証)は、通常、工事を行ったROOGAショップが独自に設けています。 保証期間(例: 10年など)や保証内容は業者によって異なりますので、契約前に必ず書面で確認してください。

古いスレート屋根(アスベスト含有)からの葺き替えも可能ですか?

はい、可能です。ただし、アスベスト(石綿)を含有する屋根材の撤去・処分には、法令に基づいた特別な措置が必要となり、通常の撤去費用に加えて高額な費用がかかります。

アスベストの有無は、図面や現地調査である程度判断できますが、最終的には専門機関での分析が必要な場合もあります。アスベスト処理に対応できるROOGAショップに相談し、費用や手順について詳しく説明を受けてください。

▼ アスベスト除去についての詳しい内容はこちらの記事をご覧ください

ルーガの工事期間はどれくらい? 施工中の騒音は?

一般的な戸建て(30坪程度)の葺き替え工事で、足場の設置から解体まで含めて約2週間~3週間が目安です。既存屋根の解体時や、ルーガを固定する際の釘打ちなどで、ある程度の騒音が発生します。

特に金属系の工具を使用する際は大きな音が出ることがあります。工事前には、ROOGAショップが近隣への挨拶を行いますが、施主様からも一言伝えておくと、よりスムーズに進むでしょう。工程や時間帯については、事前に業者とよく打ち合わせをしてください。

【重要】失敗しない!ルーガ施工業者(ROOGAショップ)の選び方

ルーガの性能を最大限に引き出し、長く安心して使うためには、信頼できるROOGAショップを選ぶことが何よりも重要です。どこに頼んでも同じではありません!以下のポイントをチェックしましょう。

  1. ケイミュー公式サイトでROOGAショップか確認する:
  2. 施工実績が豊富か確認する:
    • ルーガの施工経験がどれくらいあるか、具体的な事例(写真や説明)を見せてもらいましょう。様々な形状の屋根に対応できるか、仕上がりの美しさなどを確認できます。
  3. 見積もり内容が詳細で明確か:
    • 「一式」ばかりでなく、材料名(ルーガの種類、役物の種類、下葺き材の製品名など)、数量、単価、工賃などが具体的に記載されているかチェックします。不明な点は遠慮なく質問しましょう。
  4. 説明が丁寧で分かりやすいか:
    • 専門用語ばかりでなく、こちらの疑問や不安に対して、素人にも理解できるように丁寧に説明してくれるかどうかも重要です。メリットだけでなく、デメリットやリスクについても正直に話してくれる業者は信頼できます。
  5. 施工保証の内容と期間を確認する:
    • 前述の通り、リフォームではメーカー製品保証が付かないため、施工店独自の保証が重要です。保証範囲(どこまで保証されるか)、保証期間(何年間か)、保証書の発行の有無などを必ず書面で確認しましょう。
  6. 建設業許可や保険加入を確認する:
    • 建設業許可を持っているか、工事保険(万が一の事故に備える保険)に加入しているかも、信頼できる業者か見極めるポイントになります。
  7. 相見積もりで比較検討する:
    • できれば2~3社のROOGAショップから見積もりを取り、価格だけでなく、提案内容、担当者の対応、保証内容などを総合的に比較検討しましょう。ただし、安さだけで選ぶのは危険です。

ルーガの施工工程(葺き替えの場合)

私たちが、実際にどのようにルーガを施工しているか、葺き替え工事の基本的な流れをご紹介します。丁寧な施工が品質の鍵です。

  1. 【準備】近隣挨拶・足場設置
     安全と作業効率のため、まず建物の周りに足場を設置します。事前に近隣住民の方々へ工事のご挨拶も行います。
  2. 【撤去】既存屋根材の撤去
    現在の屋根材(瓦、スレートなど)を丁寧に取り外していきます。アスベスト含有の場合は、飛散防止措置を厳重に行います。
  3. 【下地確認・清掃】野地板の状態確認
    既存屋根材を撤去後、下地である野地板の状態を隅々までチェックします。腐食や傷みがある場合は、この段階で補修または張り替えを行います。清掃も徹底します。
  4. 【防水】下葺き材(ルーフィング)の施工
    雨漏りを防ぐ非常に重要な工程です。規定の重ね幅を守り、シワや破れがないように丁寧にルーフィングを敷き詰めます。軒先や谷部などは特に念入りに施工します。
  5. 【役物取付】軒先・ケラバ等の役物設置
    軒先水切りやケラバ(屋根の端)の板金など、必要な役物を取り付けます。
  6. 【本体施工】ルーガ本体の葺き上げ
    いよいよルーガ本体を葺いていきます。軒先から棟に向かって、1枚1枚、割り付けに従って正確な位置に配置し、専用のステンレス釘で規定の本数を確実に打ち込み固定します。
  7. 【棟施工】棟部の施工
    屋根の頂上部分(棟)を施工します。換気棟を取り付ける場合は、ここで設置します。棟板金(または同質役物)を設置し、雨水の浸入がないようシーリング処理なども行います。
  8. 【最終確認・清掃】
    全体の仕上がり、釘の打ち忘れ、役物の固定などを最終チェックします。周辺を清掃し、問題がなければ足場を解体して完了です。

このように、ルーガの施工には多くの工程があり、それぞれの工程で専門的な知識と丁寧な作業が求められます。

まとめ:ルーガの評判は上々!メリット・デメリットを知って最適な選択を

今回は、ケイミューの屋根材「ルーガ(ROOGA)」の評判や特徴、費用、選び方について、ROOGA登録施工店としての視点も交えながら詳しく解説しました。

【ルーガのポイントおさらい】

  • 評判: 地震や台風に強く、デザイン性・耐久性も高いとお客様・専門家双方から高評価。
  • メリット: ①軽量で耐震性UP ②衝撃・強風に強い ③色褪せにくく美観長持ち ④「雅」「鉄平」から選べる高いデザイン性 ⑤通気構造で家が長持ち。
  • デメリット: ①初期費用が高め ②工期がやや長い ③ROOGAショップ限定施工 ④リフォーム時のメーカー製品保証なし(施工保証でカバー)。
  • 費用: 30坪で約150万~250万円が目安。役物選択で変動。要相見積もり。
  • 選び方: デザインの好み、予算、機能性を総合的に判断。「雅」は和風、「鉄平」はモダン。業者選び(ROOGAショップ選び)が非常に重要。

ルーガは、日本の厳しい自然環境に対応し、住まいの美観と安全性を高めてくれる、非常に優れた屋根材です。
初期費用は他の屋根材より高くなる傾向がありますが、その高い性能と耐久性、メンテナンスの手間が少ない点を考えれば、長期的に見て価値のある投資と言えるでしょう。

どんな屋根材にも一長一短があります。大切なのは、それぞれの特徴をよく理解し、ご自身の予算、家の状況、そして「どんな家にしたいか」「何を一番重視するか」に合わせて、最適な屋根材を選ぶことです。

この記事が、あなたの屋根リフォーム検討の一助となれば幸いです。

「うちの屋根にルーガは合う?」
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など、ルーガについてさらに詳しく知りたい、相談したいという方は、どうぞお気軽に、信頼できるお近くのROOGAショップにご相談ください。もちろん、私たちにご相談いただければ、豊富な経験をもとに最適なアドバイスをさせていただきます!

(→ 【無料相談】ルーガに関するご相談・お見積もりはこちらから)

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

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【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。

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「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

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