屋根の点検だけを修理業者に依頼すると、無料とは言いつつ、いつの間にか修理せざるを得ない状況になっていることがあります。訪問業者による屋根点検は、詐欺に遭う可能性も高く、信頼できる屋根点検業者を選ぶことが大切です。ここでは、自分でできる屋根点検時の重要なチェックポイントについて解説します。
屋根点検時の重要なチェックポイント
屋根点検時には、屋根の上をまんべんなく眺めていても、不具合箇所を発見することはできません。
屋根の上には、破損や不具合の発生しやすい箇所があります。
棟部
例えば、屋根の頂上にある棟部です。
棟部は尖っており、風の影響を受けて破損しやすい箇所です。
谷部
複雑な形状の屋根や雨水を流すために、谷部があり、谷どいが設置されています。
谷部は、屋根よりもへこんでおり、雨水やゴミ、落ち葉が溜まりやすい箇所です。谷部の腐食を発見することもあります。
他には、屋根と外壁の継ぎ目部分も重要なチェックポイントです。ルーフィングの切れ目、コーキングの不良により雨漏りが発生しやすい箇所です。普段は問題ない場合でも、台風や大雨時に雨水が浸入して雨漏りが発生することがありますので注意が必要です
屋根材ごとに考えるチェックポイント
瓦屋根
瓦屋根の和風住宅が多く、目視で発見できる不具合箇所もたくさんあります。
例えば、棟や瓦のズレ、谷部の穴、瓦の割れです。
瓦の固定方法では、鉄釘を使っているなら、錆びの発生がみられます。
瓦を外して下地の劣化状況も確認してください。ルーフィングの劣化や下地材の腐食を発見できることがあります。
金属屋根
金属屋根は錆びやすく、目視でも錆びを発見できます。
錆びの他、穴あきや棟包の釘抜けも重要なチェックポイントです。
金属屋根は、塗装されています。塗膜の劣化状況を確認しましょう。屋根の上を歩いて、たわみがないかを確認します。
屋根の下地状況に関しても確認しなければなりません。
スレート屋根
スレート屋根は、商品名では「コロニアル」や「カラーベスト」と呼ばれています。
目視で屋根材の欠けや割れ、棟包の釘抜けが発見できることがあります。
スレート屋根も定期的な塗装が必要ですので、塗装の塗膜の劣化状況を確認します。
棟包の木材の下地の状態を確認し、腐食や風化がないかどうかを確認します。
屋根のセルフチェックにおける注意点
最後にセルフチェックする場合に、いくつかある注意点について解説します。
屋根の上の点検は、数年に一度しか行いません。
もし10年以上点検や補修を実施していない場合は、点検と補修を同時に行いましょう。10年もたてば不具合や腐食、破損箇所がほぼ確実に存在するからです。
天井や壁のシミの発生、屋根材のヒビ割れ・変色・錆びなども重要なチェックポイントです。
突然の訪問業者による屋根点検や修理は受けるべきではありませんが、よく屋根工事の勧誘を受ける場合は、外見からも破損箇所・修理箇所がわかることが多く、何かしら屋根の上の不具合箇所が見つかっている場合があります。
そのため、信頼できる屋根修理業者に点検を依頼したほうがいいでしょう。
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